埼玉県長瀞町の宝登山小動物公園のニホンザル77頭に8日、深谷ネギ約100本がプレゼントされた。今が旬の深谷ネギをサルに食べてもらい、風邪予防に役立ててもらおうと深谷市農業応援議員連盟が企画した。 【インド】感電サル、仲間が救助 必死の姿が話題に 小雪が舞う中、飼育員が飼育展示場にネギが入ったバケツを下ろすと、サルたちは我先にネギを奪い取っていた。両手にネギを持ったサルは口いっぱいにほおばり、おいしそうに食べていた。同連盟が多摩動物公園(東京都日野市)で風邪予防としてサルにネギを与える取り組みを知り、ネギを提供した「藤沢ねぎ掘取機組合」(同市)と深谷市が協力して、深谷ネギの消費拡大のPRも兼ねて2009年から始めた。 同公園の真部康典園長は「寒いときは鼻水など風邪の症状を示すサルもいる。ネギをいっぱい食べて1年間健康に過ごしてほしい」と話した。【橋本政明】