ブックマーク / bakoji.hatenablog.com (216)

  • 【JAZZ新譜】Could We Be More / Kokoroko (2022) - おとのほそみち

    クッド・ウィ・ビー・モア / ココロコ Could We Be More [解説書封入 / 国内仕様輸入盤CD] (BRBW228) アーティスト:Kokoroko,ココロコ Beat Records / Brownswood Amazon ジャズとアフリカ音楽を自由に操るロンドンの新鋭ユニット Kokorokoはサウスロンドンに拠点を置く男女混成の8人組ユニット。 2020年にアーバン・ミュージック・アワーズでベスト・グループ賞を受賞、グラストンベリー・フェスでの演奏が話題を呼ぶなど注目を集めてきたが、作が待望のデビューアルバム。 メンバーがアフリカをルーツに持つこともあって、ジャズとアフロビート、ハイライフを融合したサウンドを軸にしている。 作ではさらにファンク、ソウルの要素も加わっって、様々なビートが混交する、彩り鮮やかなアンサンブルを聞かせている。 一体感の見事な演奏を聞かせつ

    【JAZZ新譜】Could We Be More / Kokoroko (2022) - おとのほそみち
  • 【JAZZ新譜】The Unknown / Hiromuトリオ (2022) - おとのほそみち

    ジ・アンノウン / Hiromuトリオ The Unkown アーティスト:Hiromuトリオ LIVE at ALFIE Amazon 注目の若手ジャズピアニストがトリオ編成で 六木アルフィーのオーナー日野容子がプロデュースする『LIVE at ALFIE』シリーズの第三弾。 Hiromuこと田谷紘夢は、1995年生まれ。国立音楽大学ジャズ科出身のピアニスト。 ポップアーティストとの共演も多く、また、自ら弾き語りもするという、ジャズピアニストとしてはちょっと珍しい存在。 作は、ベース、ドラムスを伴ってのオーソドックスなトリオ編成で、非常に歌心のあるハートウォームな演奏が印象的だ。 自作曲のメロディにイメージの喚起力があり、作曲家としての才気も感じる。 いずれは映画音楽とかで才能を発揮する人かもしれない。 Hiromu(Piano) 佐藤潤一(Bass) 多田涼馬(Drums) 1.

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  • 山下達郎さんが死ぬほど好きなB.J.トーマスの曲「SWEET CHERRY WINE」 - おとのほそみち

    2022年9月25日の「サンデー・ソングブック」の番組中、 「達郎さんが好きなB.J.トーマスの曲」というリクエストに答えて、以下のようにコメント(要約) ビリー・ジョー・トーマス アーティスト:B.J.トーマス ビクターエンタテインメント Amazon B.J.トーマスの1972年のアルバム『BILLY JOE THOMAS』はソングライター特集。 キャロル・キング、バリー・マン、ジミー・ウェッブ、スティーヴィー・ワンダー、そうしたソングライターの曲を片っ端から取り上げていて、B.J.トーマスの最高傑作アルバムとして知られている。 その中に地味だけれどバリー・マンの曲が何曲か入っていて、この中の「SWEET CHERRY WINE」が死ぬほど好き。 このアルバム、当に素晴らしいアルバムなので、今でも出ているか わからないけれど、是非、お勧め。 このアルバムを聴いて、ドラムを叩いてるアラ

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  • 【JAZZ新譜】In Tense / Harish Raghaven (2022) - おとのほそみち

    イン・テンス / ハリシュ・ラガヴァン In Tense アーティスト:Harish Raghaven Whirlwind Amazon NYの鬼才ベーシスト、注目のセカンドアルバム シカゴ出身の南インド系のベーシスト、ハリシュ・ラガヴァンのセカンド。 前作『Calls for Action』から約3年をおいてのリリースだ。 若手の登竜門セロニアス・モンク・コンペティションのセミファイナリストとして知られるようになった彼は、これまでにサックスのイマニュエル・ウィルキンスや、ヴィブラフォンのジョエル・ロスら、新世代の旗手たちとの共演を重ねてきた。 アンサンブルのボトムを支えるというベースの従来的なスタイルとはかなり違っていて、彼の演奏は、空間のあちこちに音を放ち、他の楽器とからませ衝突させながら、音の像をつくっているかのよう。 このアルバムでも、ジョエル・ロス、ドラムスのエリック・ハーランド

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  • Interpret It Well / Ches Smith (2022) - おとのほそみち

    インタープレット・イット・ウェル / チェス・スミス Interpret It Well アーティスト:Ches Smith Pyroclastic Records Amazon NYの鬼才ドラマーがビル・フリゼールを迎えて 異才とか鬼才とかの冠がつけられることが多い、ドラマー/パーカッショニストのチェス・スミス。 ちょっと尖った、アヴァンギャルド系の音を作るとなると「んじゃチェス呼ぶか」とかなるようで、ニューヨークではファーストコール的なポジションのようだ。 たしかに客演がすごく多くて、Kris Davis『Diatom Ribbons』、John Zorn 『Les Maudits』あたりの、近年の注目作にも参加してたりする。 最近のドラマーって、クールで緻密で抑制の効いた人が多い印象もあるけど、彼の持ち味は、ロックドラマーさながらに、どかすか叩きまくること。 さて、この新作での注目は

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  • 【JAZZ新譜】I Will Still Be Here / Ken Navarro (2021) - おとのほそみち Jazz and More

    アイ・ウィル・スティル・ビー・ヒア / ケン・ナヴァロ I Will Still Be Here アーティスト:Ken Navarro Positive Music Amazon スムーズ・ジャズ・アコギの第一人者の新作 Ken Navarro(ケン・ナヴァロ)は、インディアナ州出身のスムースジャズギタリストで、アコギの達人。 1990年のソロデビュー以来20枚以上のアルバムをリリースし、安定した人気を獲得している。 スムースジャズゆえに、特に大きなサプライズはなく、どんな展開かおおよそ想定できてしまうが、それでも彼の弦の響き、流麗な指さばきはやはり格別。 エレガントで詩的な曲から、ファンクチューンまで、曲も粒ぞろいだ。 個人的には、チック・コリア・エレクトリック・バンドでも活躍したサックス奏者エリック・マリエンサル(Eric Marienthal)をフィーチャーした「All At Onc

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  • 【JAZZ新譜】I’VE BEEN THERE / 渡邉建 (2022) - おとのほそみち

    I’VE BEEN THERE (特典なし) アーティスト:KEN WATANABE SOLO PERFORMANCE SMM itaku (music) Amazon PRISMオリジナルメンバー渡邉建、満を持してのソロ作品 渡邉建は、1976年、PRISMのベーシストとしてプロデビュー。 2001年、PRISMを脱退し、ソロミュージシャンとして活動を開始。 ソロキャリア20年にして、満を持してリリースしたソロアルバムが作だ。 ベース、ヴォーカル、プログラミング、録音、ミックスまでの全行程を一人で手掛け、PRISM時代の渡邉作の代表曲4曲も新たな解釈でリメイクした。 圧倒的なテクニックの持ち主だが、それを押し出す場面は少なく、フュージョンであり、プログレ的でもある、非常に多彩で映像的なサウンドスケープを展開している。 フレットレス・ベースならではの伸びやかでふくらみのある音像も魅力だ。

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  • 【JAZZ新譜】And Now This / Paul Taylor (2021) - おとのほそみち

    アンド・ナウ・ディス / ポール・テイラー And Now This アーティスト:Paul Taylor Peak Records Amazon スムーズ・ジャズ・サックスのベテランの新作 ポール・テイラーは、コロラド州デンバー出身。1960年生まれのサックス奏者。 もう60代ということに、ちょっと驚く。 アルバムデビューは1995年と決して早くはないが、以後のリリースはコンスタントで、10枚を超える。 いずれもがヒット作となっていて、スムーズジャズを代表するサックス奏者の一人だ。 短期間ではあるが、リッピントンズにも参加していたことがある。 また、レジーナ・ベル、マキシ・プリースト、ピーボ・ブライソンらとコラボしていて、ミュージシャンの中での信頼が厚いのだろう。 作もいつものポール・テイラー節。 メロウでエモーショナルで、良く歌うフレーズが全編にわたって目白押しだ。 <了> このほか

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  • ロキシー・ミュージック 50周年記念ツアー セットリスト 2022/09/07 - おとのほそみち

    ロキシー・ミュージックのデビュー50周年を記念したツアーが、9月7日にカナダ・トロントで開幕。 ブライアン・フェリー、アンディ・マッケイ、フィル・マンザネラ、ポール・トンプソンと、キーパーソンが揃ってのステージだ。 その初日のセットリストがこちら。 アニバーサリーということもあって、代表曲がずらりと並ぶ。 1.  Re-Make/Re-Model 2.  Out of the Blue 3.  The Bogus Man 4.  Ladytron 5.  While My Heart Is Still Beating 6.  Oh Yeah 7.  To Turn You On 8.  If There Is Something 9.  In Every Dream Home a Heartache 10.  Tara 11.  The Main Thing 12.  Dance Away

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  • 竹内まりやさんが “イカしてる” と思う「Plastic Love」のカヴァーは? - おとのほそみち

    山下達郎サンデーソングブック、2022年9月4日オンエアの『納涼夫婦放談Part.2』にて リスナーからの質問で 『名曲「プラスティック・ラブ」ですが、どなたのカバーがまりやさん的にはいい感じにカバーしていますでしょうか』 まりやさんがこれに答えて 同じ事務所の後輩になるんですけどeill ちゃんが歌う「プラスティック・ラブ」 あとFriday Night Plansの「プラスティック・ラブ」もイカしてましたね とのこと。 事務所とはスマイルカンパニーのことで、達郎氏ももちろん、こちらの所属。 そのeillのカヴァーはこちら。 Friday Night Plansはこのライヴがいい。 あと個人的に好きなカバー。 インドネシアのシンガーRainych(レイニッチ) アイドルグループのJuice=Juice 日のミュージシャン、プロデューサーのtofubeats 元歌がいいので、どんなカヴァ

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  • ハイティーン・ブギ/山下達郎 - おとのほそみち

    おそらく2017年の氣志團万博でのライヴ音源。 音質はいまいちですが、ノリが良いことはわかります。 dai.ly

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  • 【JAZZ新譜】3 More Sounds Play Ray Charles / 3 More Sounds (2022) - おとのほそみち

    3 モア・サウンズ・プレイ・レイ・チャールズ 3 More Sounds Play Ray Charles Skipper Productions Amazon ベテランピアノトリオによるレイ・チャールズへのトリビュート 主に60年代に活躍し、リバーサイドやブルーノートから9枚のアルバムをリリースしたザ・スリー・サウンズ。 メンバーはピアノのジーン・ハリス、ベースのアンディ・シンプキンス、ドラムスのビル・ダウディというトリオだった。 彼らのトリビュートとして結成されたのが、この3 More Sounds。 ベースのヘンリー・フランクリンとドラムのカール・ブルネットは共に80歳を超えるベテラン。 ピアノのロバート・ターナーは年齢を公表してないようだが、彼もかなりのキャリアのはずだ。 彼らはかつて、マッコイ・タイナーのトリビュート・アルバムをリリースしたことがあるが、今回取り上げたのはレイ・チ

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  • 【JAZZ新譜】Jazz Samba Pra Sempre / Nate Najar (2022) - おとのほそみち

    Jazz Samba Pra-sempre アーティスト:Nate Najar Blue Line Music Amazon かの傑作『JAZZ SAMBA』を軽やかにトリビュート 『JAZZ SAMBA』といえば、いうまでもなくチャーリー・バード&スタン・ゲッツの傑作なわけだが、作はフロリダ出身のジャズ・ギタリスト、ネイト・ナジャールによるトリビュート作品。 ジャケットデザインがいかにもで、にやりとさせられる。 ネイト・ナジャールは、かねてブラジル音楽にも造詣が深いらしく、作でも王道感のあるアレンジで、軽快で哀愁感のあるブラジリアンテイストがたっぷり。 女性ヴォーカルが入ったジョアン・ジルベルト作の "O Pato"が特に印象に残った。 どちらかといえば地味目の作品ではあるが、JAZZ WEEKではベスト10に入っている。 ちなみにタイトルのPra Sempre は「永遠」の意味。

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  • 【JAZZ新譜】Two Continents One Groove / T.S. Monk (2022) - おとのほそみち

    トゥ・コネクション・ワン・グルーブ / T.S. モンク Two Continents One Groove アーティスト:Sung / Monk Storyville Records Amazon ハード・バップの王道を行くセクステットのライブ作 二世で成功を収めたジャズ・ミュージシャンって、さほど多くはないと思うが、その筆頭がこの人。 セロニアス・モンクの息子として生まれ、ドラマー、パーカッショニスト、作曲家として活躍してきたT.S.モンク。 70年代後半から80年代にかけてはR&Bを中心にやっていたが、90 年代にはジャズをメインとし1992 年にT.S.モンク・セクステットを結成。 テナーサックスのウィリー・ウィリアムス、ギターのデイヴ・ストライカーをはじめメンバーは辣腕ぞろいで。 作は彼らにとって初のライブ作品。 マイルスの「Seven Steps To Heaven」からオリ

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  • 【JAZZ新譜】Bluesthetic / Steve Davis (2022) - おとのほそみち

    Bluesthetic アーティスト:Steve Davis House Arrest Amazon ジャズ界を代表するトロンボーン奏者、スティーヴ ・ デイビスの最新作 いつもながらの2管、3管のホーン奏者中心の編成から、作は、人気ギタリストのピーター・バーンスタイン、ヴィブラフォン奏者のスティーヴ・ネルソンを配し、管楽器以外のアンサンブルの可能性を追求。 さらにグラミー・ベーシストのクリスチャン・マグブライド、ジェフ・キーザー(p)、売れっ子ドラマーのウィリージョーンズIIIが参加。 まさにNYのジャズ界を代表するオールスターグループによる注目作。 収録は全10曲、すべてがスティーヴ ・デイビスのオリジナル。 作曲、アレンジにも非凡な才能を持つスティーヴの音楽性がすべての曲で垣間見ることができる。 「このアルバムのレコーディングは、まさに家族の再会のようなものでした」「このグループで

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  • 『硝子の少年』から25年、山下達郎氏がKinKi Kidsの新曲に込めた思いとは - おとのほそみち

    2022年6月25日、NHK-FM『今日は一日”山下達郎”三昧2022』より書き起こし。 聞き手は杉浦友紀アナ。 (杉浦)達郎さんはいろんなアーティスト、ミュージシャンに楽曲提供されていますけども。今回、KinKi Kidsに。 (達郎)KinKi Kids、デビュー25周年なんで、僕のところにお鉢が回ってきました。 (杉浦)久しぶりですね? (達郎)久しぶりですね。 (杉浦)『Amazing Love』という曲ですが。これはどういう曲なんでしょうか? (達郎)25周年なんで、明るい曲ということで。キンキの2人が作詞したんです。作詞を2人で共作したの初めてなんですよ。 (杉浦)意外ですね。今まであるのかなと思ってました。KinKi Kidsをはじめ、ジャニーズのアーティストに達郎さん、何曲か書いてますけど。アイドルに書く曲って何か違うんですか? (達郎)自分の歌う曲とは違いますからね。その

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  • 【JAZZ新譜】The Lighting of the Lamps / Grant Stewart、Bruce Harris(2022) - おとのほそみち

    Lighting of the Lamps アーティスト:Stewart, Grant -Quartet- Mvd Amazon 2管クインテットによる正統派のバップ 実に痛快なバップがてんこ盛りである。 決して目新しい音ではないが、アメリカにはこういう演奏に、いつの時代にも一定の支持があるようで、JAZZ WEEKでは最高位11位まで上がっている(2022年7月) 主役であるグラント・スチュワートは正統派のテナー。 野太い音でよく歌う。 ゲストに迎えたブルース・ハリスも、これまた正統派のトランペット。 非常に相性がいいようで、互いにときに引き立て、ときに煽り、リズム隊のとのコンビネーションも良い。 「I'm A Fool To Want You」などのスタンダードもあれば、エルモ・ホープ「Mo Is On」など渋めの曲もありで、全編を通して歌心あふれる演奏を展開している。 Grant S

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  • 【JAZZ新譜】Song for my mother~思慕 / オムニバス (2022) - おとのほそみち

    Song for my mother~思慕 アーティスト:V.A. RATSPACK EYES Amazonのジャズレジェンドが奏でる母への思い 「母への思い」をコンセプトにした、日人ジャズミュージシャンによるオムニバスアルバム。 その顔ぶれが凄い。 増尾好秋、佐藤允彦、山下洋輔、豊住芳三郎、稲垣次郎、塩崎容正、坂田明。 いずれも日のジャズの歴史において、大きな功績を残したレジェンドばかり。 過去の作品を集めたのではなく、新たに録り下ろしたものだ。 収録曲の大半がソロで、内省的な演奏が続く。 おそらくは、心の内にいる母親に音で語りかけているということだろう。 各アーティストの「母の想い出」が掲載された12Pのブックレットが付属している。 1.ベージュの帽子(Her Beige Hat):増尾好秋(Gt.) 2.Obi(帯):佐藤允彦(Pf.) 3.故郷の人々(スワニー川):山下洋

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  • 【JAZZ新譜】Open to Closeness / Point of Few (2022) - おとのほそみち

    オープン・トゥ・クローズネス / ポイント・オブ・フュー Open to Closeness Animal Music Amazon チェコのインストゥルメンタル・カルテットのデビュー作 ビートメイクがイマドキ感たっぷりで、ロバート・グラスパー以降の流れをくんでいるのはあきらか。 演奏の緩急は巧みだし、ギターはキャッチーなフレーズをよく歌うし、一般ウケしそうな要素も多々あり。 注目は、キーボードの鬼才ジェイソン・リンドナーが参加していること。 かのデヴィッド・ボウイのラスト・アルバム『★(ブラックスター)』に参加したことで知られるが、作でも3曲に参加し、陰影と奥行きのあるサウンドメイクに貢献しているようだ。 チェコの音楽シーンを普段から注目しているわけではないし、日にそれほど情報が入ってきているわけではないけれど、作を聞く限り、若い世代のジャズインストの感覚は、英米などとほぼ同じだな

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  • 【JAZZ新譜】The Rich Are Only Defeated When Running For Their Lives / Anthony Joseph (2021) - おとのほそみち

    “ギル・スコット・ヘロンの後継者”アンソニー・ジョセフの新作 Rich Are Only Defeated.. アーティスト:Joseph, Anthony Heavenly Sweetness Amazon ポエトリー・リーディングとジャズやファンクを融合させた、その原点にいるのが、ギル・スコット・ヘロンやラスト・ポエッツ。 その系譜を現在に受け継ぐ存在が、アンソニー・ジョセフだ。 トリニダード・トバゴ出身、英ロンドンを拠点に活動する詩人/小説家/ミュージシャンである。 2000年代半ばより音楽活動を始め、2007年に『レッゴー・デ・ライオン』でアルバム・デビュー。 以降、コンスタントに作品をリリースしている。 トリニダード・トバゴ出身、英ロンドンを拠点に活動する詩人/小説家/ミュージシャン。 基にあるのはスピリチュアルジャズだが、作品によって、ファンクあり、レゲエあり、フリージャズあ

    【JAZZ新譜】The Rich Are Only Defeated When Running For Their Lives / Anthony Joseph (2021) - おとのほそみち