わすれもの、うせものがたえない毎日を送る忘却散人(飯倉洋一)のブログです。2008年3月スタート。日本近世文学。 軽い読み物として、推敲もなしに書いていますので、学術論文などへの引用はお控えください(どうしてもという場合は、事前にコメント欄にでもご連絡下さい)。エッセイなどでの引用やSNSなどでのリンクはご自由にどうぞ。 科研報告書の季節である。『最盛期読本の総合的研究』藤沢毅(研究代表者)、天野聡一、大屋多詠子、菊池庸介、木越俊介、田中則雄、中尾和昇、菱岡憲司、藤川玲満、三宅宏幸というメンバー。読本研究を引っ張っている西日本の研究者中心の精鋭たちだ。編者名も「西日本近世小説研究会編」となっている。 このメンバーは、継続的に読本の悉皆調査を目指して、次々に読本解題を報告書として刊行してきた。研究プロジェクトの継承は下記の通り。 2012-15 文政期読本の基礎的研究 研究代表者 田中則雄