SL函館大沼号、本年度限りで廃止 他3列車も検討 (07/08 06:00) 春の観光シーズンに運行したSL函館大沼号=4月26日、JR函館駅 JR北海道は7日、JR函館線の函館―森間を結ぶ臨時列車「SL函館大沼号」を本年度限りで廃止する方針を明らかにした。一連の列車事故を受けて安全体制の立て直しを図る中、新型の自動列車停止装置(ATS)をSLに搭載する余力がないためだ。道内で同様に定期的に季節運行している他の三つのSL列車についても、廃止を含めて検討している。SL列車は鉄道ファンに根強い人気があり、廃止されれば道内観光にとって痛手となりそうだ。 同社の小山俊幸常務が同日、函館大沼号の沿線自治体である渡島管内七飯町を訪れ、中宮安一町長に廃止の方針を伝えた。2005年のJR福知山線の脱線事故後、国土交通省は急カーブで列車を自動減速させる新型ATSの搭載を求めている。SLへの導入には1両数億円
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