全国を縦横に走る数多くの国道ですが、そのなかにも“ランク”があることをご存じでしょうか。国道の“ランクアップ”を求めて、自治体などが運動を展開している事例もあるようです。 かつての「一級」「二級」が源流に 国道1号から507号まで日本には多くの国道がありますが、国道にも“ランク”があることはあまり知られていないかもしれません。 現行道路法で一般国道はひとくくりにされていますが、1952(昭和27)年に法改正された際に「一級国道」と「二級国道」が区別され、一級国道に1桁もしくは2桁の番号が、二級国道には3桁の番号が付与されました。 その後1964(昭和39)年の改正でこの区別は消滅しますが、1952(昭和27)年からこの時期までに付与された番号は原則、現在も使用されています。 一級国道と二級国道の区別はなくなりましたが、当時の建設省(現、国土交通省)は新たに「直轄国道」と「補助国道」という区