愛知県は25日、同県小牧市の焼き肉店「炭火焼肉南山」で、10日にユッケや焼き肉を食べた22~34歳の女性客6人が下痢や腹痛の症状を訴え、このうち4人から腸管出血性大腸菌O157を検出したと発表した。1人は入院したが既に退院。全員が快方に向かっている。 焼き肉チェーン店の集団食中毒事件を受けて県が実施した一斉立ち入り調査で5月18日、店はトリミングなど国が通知した衛生基準を満たしていないことが判明。店は「生肉の提供を当面自粛する」と回答したにもかかわらず、翌19日から生肉を提供していたという。 県は同店に対し、再発防止策が講じられるまでの期間について、営業禁止処分とした。