経済産業省所管の財団法人・日本エネルギー経済研究所は31日、原子力や火力などの発電コストを試算した結果を発表した。 原子力は1キロ・ワット時あたり7・2円、火力は10・2円となり、原子力のコストが火力より3割安くなった。電力10社と電力卸2社の有価証券報告書をもとに、2006~10年度まで5年間平均の実績値を計算した。 東京電力の福島第一原子力発電所事故による賠償額を10兆円と仮定し、1965~10年度の46年間の発電コストに上乗せすると、1キロ・ワット時あたり1・3円が加わり、計8・5円となる。04年に経産省の総合資源エネルギー調査会が示した原子力の標準コストは5・3円だった。 エネ研は「経産省の調査会の試算はモデルケースとして想定値をあてはめており、方法が異なる。実際には建設資材費が上昇し、燃料再処理費などが多くなったとみられる」と説明する。 一方、エネ研が試算した地熱など(太陽光や風
ソニーは31日、頭に装着して映像を視聴する「ヘッドマウントディスプレー」を11月11日に発売すると発表した。映画館の大型スクリーン並みの3次元(3D)画面をハイビジョン(HD)で体感できる。映像コンテンツの利用機会を増やし、3D市場の拡大を後押しする。サンバイザーのような形のヘッドマウントディスプレーの内部に2枚の小型有機EL(
広島大の山脇成人教授(精神神経医科学)らの研究グループがうつ病の診断に、脳細胞を活性化するたんぱく質の遺伝子の働き具合を指標とする新しい方法を開発した。 採血から2日後にほぼ確実に診断できるという。うつ病の診断は、医師の臨床所見による主観的判断で行われているが、客観的な診断が期待できるという。31日付の科学誌プロスワン電子版で発表する。 山脇教授らによると、このたんぱく質は記憶や神経細胞の発達に必要な「脳由来神経栄養因子(BDNF)」で、うつ病患者の血液中には相対的に少ないことに着目した。 中程度のうつ病で、59~30歳の男女計20人の血液を採取し、BDNFを作り出す遺伝子の働きを調べた。その結果、遺伝子が働き出す初期の部分をみると、20人全員の血液で、ほとんど機能していないことを確認した。山脇教授は「症状の早期発見や投薬治療の効果を調べる指標としても役立つ」と話す。
東京電力は31日、福島第一原子力発電所の廃炉作業の基本方針について、内閣府原子力委員会の「中長期措置検討専門部会」に報告した。 最終的には原子炉全体(圧力容器と格納容器)を水没させ、炉心から溶けて底部にたまった核燃料を回収する。研究開発が求められる技術課題が多いため、実現時期は見通せず明示しなかった。 東電は当初、原子炉を水没させて冷却する「冠水」を目指したが、原子炉、建屋の損傷が予想以上に激しく、漏水の多さに断念した経緯がある。しかし、廃炉の成否を左右する核燃料の回収は、ロボットによる遠隔作業でも、強い放射線を遮蔽する水中でなければ、達成は困難と判断した。 ただ、実際に原子炉を水没させるには、高濃度に汚染された建屋を、作業員が入れる水準まで丁寧に除染した上で、冷却水の注水を続けながら、同時に漏水部を補修するという難しい作業が求められる。核燃料回収の開始に1979年の米スリーマイル島(TM
ドイツ東部のゼーロウ(Seelow)で、トウモロコシのたこを挙げ、遺伝子組み換えトウモロコシに抗議する環境保護団体グリーンピース(Greenpeace、2005年5月3日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/DDP/MICHAEL KAPPELER 【8月31日 AFP】ウエスタン・コーン・ルートワームという代表的なトウモロコシの害虫に、遺伝子組み換え(GM)トウモロコシが出す毒素に対する耐性が広がりつつあり、トウモロコシ生産者にとって新たな脅威となりつつある。 イリノイ大学(University of Illinois)のマイケル・グレイ(Michael Gray)教授(作物科学)は「ウエスタン・コーン・ルートワームは米国で最も多いトウモロコシの害虫で、欧州でも増える可能性がある」と説明する。 これまでのところ耐性の拡大は限定的だとみられているが、専門家たちは耐性を持った害虫がま
印刷 関連トピックス参議院選挙 民主党の横峯良郎参院議員が、週刊新潮の記事で名誉を傷つけられたとして発行元の新潮社(東京都)などに損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、横峯議員は30日の口頭弁論で東京高裁(芝田俊文裁判長)に請求放棄を申し立て、訴訟は終わった。 横峯議員は終結後の取材に対し、記事に書かれた「賭けゴルフ」があったかどうかについて「普通の人がやる遊びの範囲で、高額ではない」と語った。「記事の内容に真実でない部分もあるが、もう4年も裁判をやり、自分はすでに社会的制裁を受けた」とも話した。 記事は2007年8〜9月に掲載された。昨年11月の一審・東京地裁判決は、議員が暴力団組長と賭けゴルフをしたり、女性に酒を強要し、服を脱がしてペンで落書きし写真を撮ったりしたなどとの内容について「真実の証明があった」と認め、請求を棄却。議員側が控訴していた。
印刷 個人の住宅周辺で特に放射線量が高い「ホットスポット」の見つけ方と、効果的な除染法について、日本放射線安全管理学会がマニュアルをまとめた。雨どいの下など、放射性物質が集まりやすい場所を紹介。放射性物質が飛散しない除染法なども説明している。 ホットスポットは、雨どい▽側溝▽排水溝▽マンホール周辺▽水たまりの乾燥跡▽さびた鉄材▽切り株や木材▽草木やこけの表面▽枯れ葉や土がたまった場所――などに多く見つかる。 雨どいや屋根の材質がさびたトタンや凹凸が激しい瓦の場合、セシウムが吸着しやすい。ちりや枯れ葉を掃除して集めると、線量が数十倍になることもある。 家庭菜園で、3月中旬〜下旬以降に枯れ葉などですき込み作業をした場合は、作物への放射性物質の移行に注意が必要という。 屋根や雨どいを除染する場合はブラシを用い、汚れが落ちにくい場合は重曹水や酢を2〜3倍に薄めた水を少しかけてこする。さび
群馬県警安中署などは30日、たばこ20カートン(200箱)を盗んだとして、群馬県安中市内の少年4人を窃盗の疑いで逮捕したと発表した。 逮捕されたのは、いずれも16歳で県立高校2年の2人と、私立高3年生(17)、アルバイト少年(15)。 発表によると、4人は共謀して22日午後、同市内の女性(76)が経営する雑貨店から、たばこ20カートン(8万2000円相当)を盗んだ疑い。 4人は、女性が店舗とつながっている自宅に入った隙に店内に侵入し、レジの脇に置いてあったたばこを盗み、バイクで逃げたという。同署幹部によると、4人は「たばこを吸うために一緒に盗んだ」と容疑を認めている。
ファーストレディーとなる妻の仁実(ひとみ)さん(48)は、どのような人なのか。知る人からは「一生懸命」「控えめ」といった人物評が上がる。 「気配りができて、いつも一生懸命な人」。野田氏の弟・剛彦氏(50)(千葉県船橋市議)は仁実さんをこう評する。 剛彦氏によると、仁実さんは東京都江戸川区出身。実家は町工場を営んでいた。高校卒業後、都内の大学で声楽を専攻し、卒業後は都内で働いた。 2人が知り合ったのは野田氏が千葉県議だった1980年代後半。地元の支援者による紹介だった。野田氏がほれ込み、ガイドブックで調べた東京・六本木の焼き肉店に仁実さんを連れて行ったこともあるという。 地盤も看板もなく、約25年にわたって朝の街頭演説に立ったことで知られる野田氏。仁実さんは結婚後、一緒に駅頭に立ち、通行人にビラを配った。野田氏が96年10月の衆院選にわずか105票差で落選した頃も、仁実さんは地元の事務所でビ
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