【ワシントン=山田哲朗】米非営利団体「全米発明家殿堂」は1日、遠藤章・東京農工大特別栄誉教授(78)が発明家の殿堂入りすると発表した。 日本人が殿堂入りするのは初めて。表彰式は5月2日にワシントンで開かれる。 遠藤氏は、コレステロール値を下げる物質「スタチン」を発見。高脂血症治療薬開発に道を開いた功績が評価された。今年、殿堂入りするのは、遠藤氏のほか、米アップルの創業者、故スティーブ・ジョブズ氏ら9人。 同団体は毎年、社会的、経済的に影響の大きい米国特許の保有者の中から、「発明家の殿堂」入りする科学者や技術者を選考している。