「どれを注文する?」 「ピンキリだからなぁ…真ん中の竹にしておこうか」 誰でも身に覚えがありそうな会話ですね。新春を彩るおめでたい「松竹梅」は物事の格付けとしても使われますし、「ピンからキリまで」もすっかりお馴染みの表現です。でも、いったいどちらが上等なの?と迷ったことはありませんか。 松竹梅の不思議松、竹、梅をあしらったお正月の生け花、掛け軸、調度品など、おめでたい席によく登場する「松竹梅」は、値段設定や物事の格付けにもよく使われています。 しかも一般的には、松>竹>梅 の順番で松が1番上等というイメージがありますが、お店によっては反対に梅のほうを上等にしているところもあり、ちょっと不思議です。 本来、松竹梅に序列などありませんそこで調べてみたところ、もともとは、中国で寒さに耐えるこの3つを「歳寒三友(さいかんさんゆう)」と呼んで書画の題材としていたそうでして、日本では青々とした常緑樹で