WebKitプロジェクトが、Webレンダリングエンジンの新フレームワーク「WebKit2」を発表した。JavaScriptやHTML、レイアウトエンジンなど、個々の処理が独立したプロセスに分割して動作するようになっており、安定性やセキュリティが向上した他、マルチコアプロセッサなどの恩恵でパフォーマンス上のメリットも享受できるという。 これは米AppleのAnders Carlsson氏によってアナウンスされたもの。従来までのWebKitは、コアのエンジンからアプリケーション部分まで、すべての処理が1つのプロセスとして存在していたが、これがUI部分とWebCoreの部分で分割され、安定性やパフォーマンスに加え、サンドボックス化が容易になったという。 タブごとにプロセスが独立し、特定のプロセスでの問題がブラウザ全体に影響を及ぼさない仕組みとしては、すでにWebKitをベースにしたGoogle