YOMIURI ONLINE の記事や NIKKEI NET の記事によると、エサキダイオードが製造から 50 年を経てなお、ほとんど劣化していないことがわかったという。4 日付の nature で報告されている (doi:10.1038/464031b) 。 発明者の江崎玲於奈博士が 1960 年に 50 個を抜き取り保管していたもの。非常に微細な構造が重要な役割を果たすため、経年による劣化に興味があった、100 年後についても誰かに調べてもらいたい、とのこと。 エサキダイオードは、トンネル効果により、ある領域で負性抵抗 (電流を増やすと見かけの抵抗が減る) を示すことに特徴がある。読売の記事には「身近な電子製品に幅広く使われた」とあるが、そもそも特殊なデバイスなのでそのへんは微妙。とはいえソニーは FM ラジオの RF 部に使用するなどしている。