2020年はベンチャー企業の「選別」が加速しそうだ。コロナ禍は投資環境に水を差している。日本経済新聞社と投資家向けサービスのケップルの調査によれば、今年1~6月のベンチャー企業の資金調達額(速報値)は1042億円と、前年同期比で47%減った。 『週刊東洋経済』は8月17日発売号で「すごいベンチャー100 2020年最新版」を特集。ウィズコロナ時代に飛躍するベンチャーを100社厳選した。『週刊東洋経済プラス』でもそのリストを掲載している。 起業家側と投資家側のどちらも、ようやく層が厚くなり始めたところでコロナ禍に見舞われた。ベンチャー投資は昨年まで拡大を続けてきたが、一気に冷え込んだように見える。 ところが、個別案件を見ると様相は異なる。1~6月では、太陽光発電サービスのVPP Japanの100億円を筆頭に、次世代電池を開発するAPBが80億円、越境EC(ネット通販)を手掛けるInagor
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