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ブックマーク / p-shirokuma.hatenadiary.com (69)

  • ブログを18年書き続けて思うこと (前編・自分のこと) - シロクマの屑籠

    2023年も残り一か月になろうとしている。 今年、私はとにかく働いて、創作して、2024年を迎えるための諸準備に追われて、気が付けばブログ18周年だった10月も通り過ぎてしまった。赤ん坊が高校を卒業するぐらいの年月にわたってブログを書き続けるぐらいにはブログが好きなんだから、なにか自分の記憶に残る文章をまとめたいと前々から思っていた。が、中年の多忙と疲弊はそれすら許さないのですね。 この、はてなブログ(旧はてなダイアリー)のブログである『シロクマの屑籠』は、私を当初予測よりずっと遠いところにいざなってくれた。20代の終わりにブログを書き始めた時、私はブログが自分の人生をこんなに変えてしまうとは想像していなかった。しばらくして「ブログだけじゃ足りない、も書いてみたい」と思うようになってからも、じゃあ、ブログもも書くようになったら何が起こるのか・逆に何が起こらないのかを想像できていなかった

    ブログを18年書き続けて思うこと (前編・自分のこと) - シロクマの屑籠
  • "「萌え」の時代から「推し」の時代へ"について - シロクマの屑籠

    オタクの"界隈"で「萌える」という言葉を見かけなくなって久しい。 かわりに、「推し」という言葉を見かけるようになった。 このことについてtwitterの片隅で幾つかの意見を見かけ、私も何か書き残したくなったので、先週の続きとして書いてみる。 「推し」という言葉は、どちらかといえば実在アイドル方面で用いられてきた言葉だったと記憶している。アニメやギャルゲーのキャラクターに対して「萌える」という言葉が頻繁に使われていた90年代後半~00年代中盤にかけて、「推し」という言葉は"界隈"ではマイナーで、いわゆる二次元の美少女キャラクターは専ら「萌える」対象だった。 「萌える」という言葉は『電車男』が流行した2005年以降はニュアンスが単純化していったけれども、もともとは多義的なニュアンスを含んだ言葉だった。 「萌える」という表現がオタク達のボソボソオタク談義のなかで広がった要因のひとつに、「エロい」

    "「萌え」の時代から「推し」の時代へ"について - シロクマの屑籠
  • テキストサイト~はてな村の思い出(シロクマ編) - シロクマの屑籠

    orangestar.hatenadiary.jp 今朝は紅茶を飲みながら、優雅な土曜の朝を過ごしていたが、インターネットに「集会!」の狼煙があがっているのを見つけてしまい、今、キーボードを叩いている。 id:orangestarさん、つまり、小島アジコさんが語ったテキストサイト~はてな村はてなブログの記憶は、だいたいあってると感じるが、ところどころ私の記憶とい違ってもいる。それは当然だろう。あの頃から既に、インターネットは広大で、ニッチは細分化されていて、アジコさんが見聞きしたインターネットと、私が見聞きしたインターネットは違っていたのだから。 けれども、こういうテキストサイト老人会みたいなイベントが起こり、はてな村の古いアカウントが集まりそうなネットの風が吹いた日には、みんなの思い出話を並べて、読み比べることができる。ひとつひとつの思い出話はい違っていても、当時を思い出す一助には

    テキストサイト~はてな村の思い出(シロクマ編) - シロクマの屑籠
    eal
    eal 2017/07/01
    「はてなダイアリーのなかには、当然、はてな村とは言えない、もっと静かな圏域や、ハロプロ界隈のように独自の文化圏を築いているものもあった」
  • シン・ゴジラを、「子どもに見て欲しい」と思った。 - シロクマの屑籠

    週末、シン・ゴジラをやっと見てきた。 「百聞は一見にしかず」とは言うけれども、当に素晴らしい作品だった。何度も繰り返される会議も、自衛隊や米軍の勇戦も、ビルが崩れ街が燃えるさまも、すごく楽しめた。 私は特撮映画をそんなに見ていないけれども、ゴジラに新幹線や在来線がぶつかる描写をはじめ、良い具合にデフォルメが効きまくっていて、ものすごく気持ち良かった。「怪獣が暴れるということ」「大型建造物が壊れるということ」がこんなに心地良かったなんて! 大量破壊シーンや戦闘シーンだけでも、映画のチケット代の元がとれたように感じた。 それ以上に嬉しかったのは、たくさんの登場人物がことごとく主人公に見えたことだ。物語の目立つところは政治家や科学者や自衛隊員達によって占められていたし、彼らの演技に目を奪われた。でも、お茶を入れるおばさん、ゴミを回収するおじさん、工業プラントを動かしている従業員、避難する人々、

    シン・ゴジラを、「子どもに見て欲しい」と思った。 - シロクマの屑籠
  • はてなで有名になりたい?だったら“パンツを脱げ”よ! - シロクマの屑籠

    はてなで有名になりたい 匿名ダイアリーを書くような人間が「はてなで有名になりたい」とは、とんだお笑い草ですね。それとも、アカウント名を名乗るのも恥ずかしいのでしょうか? そんな恥ずかしがりが有名を夢見るなんてとんでもない!有名とは、来、恥ずかしいものです。恥の感覚を強く伴うものです。恥ずかしがりな人にとって、有名とは、ただそれだけで息苦しい状態です。 あなたのような、匿名ダイアリーに「はてなで有名になりたい」と書く人は、有名である事に耐えられないタイプに違いありません。ちょっと注目が集まっただけで承認欲求の快楽と渇望がドロドロになった、おそろしい感覚に囚われるでしょう。で、炎上未満のボヤ騒ぎで恥の感覚に耐えきれなくなってアカウントを非公開にするのが関の山ではないでしょうか。 もちろん、すべてのネットユーザーが恥の感覚に直面するわけではありません。心臓がビス止めの人達・恥知らずな人達・感性

    はてなで有名になりたい?だったら“パンツを脱げ”よ! - シロクマの屑籠
  • 『融解するオタク・サブカル・ヤンキー ファスト風土適応論』を出版します。 - シロクマの屑籠

    オタク・サブカル・ヤンキーな書籍を花伝社から出版することになりました。 融解するオタク・サブカル・ヤンキー ファスト風土適応論 作者: 熊代亨出版社/メーカー: 花伝社発売日: 2014/10/02メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ (17件) を見る タイトルは、『融解するオタク・サブカル・ヤンキー ファスト風土適応論』です。想定読者は……そこのあなた!オタク、サブカル、ヤンキー、ファスト風土に一家言ありそうな顔をしている、そこのあなたです。これらの語彙に愛着や憎悪を抱いている人達に間違いなく刺さるよう、念を込めてつくりました。 近年は、オタクが死んだ・サブカルは終わった・ヤンキーがマイルドになったと言われていますし、実際、地方の国道沿いや郊外では、オタクともサブカルともヤンキーともつかない若者を多数みかけます。そうした現状を、オタク論・サブカル論・ヤンキー論それぞれ

    『融解するオタク・サブカル・ヤンキー ファスト風土適応論』を出版します。 - シロクマの屑籠
    eal
    eal 2014/09/12
    「実際、地方の国道沿いや郊外では、オタクともサブカルともヤンキーともつかないハイブリッドな消費者を多数みかけます」
  • twitterの被follow数は、車に喩えるなら排気量のようなもので - シロクマの屑籠

    今更かもしれないけれど、何度でも確認しておく値打ちがあるし、twitterに慣れ親しんでいるはずの人が無残な有様になっているのを未だ見かけるので、書き留めておく。 twitterで何人にfollowされているかは、自動車に喩えるなら排気量のようなもので、一般に、大きくなればなるほど、そのメディアとしてのアウトプット力は強くなる。より素早く、より遠く、より大きな声を届ける“メディアとしてのtwitter”が、肌で感じられるようにもなってくる。承認欲求を充たしたくて仕方ない人は、そのようなアカウントなら存分に欲求を充たせるだろう*1。 そのかわり、被follow数が増えたtwitterアカウントのコントロールは難しく、アカウント保有者には相応のリテラシーやテクニックやが求められる。大出力で玄人向きのスポーツカーが繊細なコントロールを必要としているのと同じで、たくさんの人にfollowされている

    twitterの被follow数は、車に喩えるなら排気量のようなもので - シロクマの屑籠
  • 「あいさつ」と「既読スルー問題」 - シロクマの屑籠

    こないだ、LINEやfacebookの「既読スルー問題」をテレビで見かけた。いつもなら「相変わらずしんどいオンラインコミュニケーションしているな」で考えるのをやめてしまっていただろうけれど、ちょうど直前、あいさつについて調べ物をしたせいか、両者に関連付けが芽生えたので、以下にメモっておく。 「既読スルー問題」、あるいは mixi の「あしあと問題」などは、オンラインコミュニケーション上の厄介事とみなされてきた。「相手がメッセージに目を通したはずなのに、リアクションを返して来ない」を巡って、ある人物は「いちいち返事なんてしてられない」と答え、別の人物は「メッセージに目を通したなら、リアクションがあって当然」と期待する――せっかくオンラインで“繋がっている”のに、そうした感覚の相違によってディスコミュニケーションが生じるとしたら悲惨としか言いようが無い。 私個人の感覚では、閲覧した文章や写真に

    「あいさつ」と「既読スルー問題」 - シロクマの屑籠
    eal
    eal 2014/04/24
    「必ずリアクションを返すことはマナーとして求められていなかった」「LINEが爆発的に普及する現況では、オンラインとオフラインの区別をつけずに「挨拶や会釈」を求め合う人が出てくるのは致し方ない」
  • 『「いいね」時代の繋がり――Webでこころは充たせるか――』を出版しました - シロクマの屑籠

    「いいね!」時代の自己愛の充たし方について、電子書籍を出版しました。 私はネットコミュニケーションが大好きな精神科医なので、いつも「ネットと心理」のが読みたいと思っています。ところがインターネット関連書籍のほとんどは、テクノロジー政治・ビジネスについてのもので、「ネットと心理」について書かれたはあまりありません。ヘビーなネット依存についてなら書籍も論文もそれなりに流通しているんですが、「病的水準ではない、ごく間近な水準のネットユースを介した心理的充足」のメカニズムや問題点に着眼したはあまり存在しないと思います。国外の・ネット黎明期に書かれた書籍ならともかく、日ローカルの・2010年代のネットに即した心理学的考察は、見たことがありません。 それならいっそ、ネット上の承認欲求や自己愛充当について、自分なりに考えをまとめてみようじゃないか――そう思っていた矢先、エレファントブックス社さ

    『「いいね」時代の繋がり――Webでこころは充たせるか――』を出版しました - シロクマの屑籠
    eal
    eal 2013/05/15
    「類書の少ない本だと思います」「「病的水準ではない、ごく間近な水準のネットユースを介した心理的充足」のメカニズムや問題点に着眼した本」
  • 青春時代を彷徨い続けるオジサンが大人の音楽を騙るなんて、ちゃんちゃらおかしい - シロクマの屑籠

    俺たちオジさん(オバさん)には今、歌う歌もなければ、聴く歌もない!(富澤一誠) - 個人 - Yahoo!ニュース リンク先では、61歳の音楽評論家が現代のミュージックシーンについて「青春時代の音楽を取り戻して欲しい」「30年程前のあの〈熱狂〉をもう一度」と熱弁を奮っている。率直に言って、驚き、呆れた。 あるていど歳を取った人が、青春時代に耳にした曲を大切に思う気持ち自体はわかる。私だって、自分が青春時代を過ごした頃の音楽――それは小室哲哉であったり、渡辺美里であったり、ミスターチルドレンであったりする――を聴くと、若かった頃が思い出されて胸が高鳴る。だから、リンク先の音楽評論家さんがフォークソングを特別に思う気持ちそのものはおかしいとは思わない。 だからと言って、自分の世代の音楽だけを「真の音楽」「大人のための音楽」と吹聴するのは、いかがなものか。 これが、(西洋でいう)クラシック音楽

    eal
    eal 2013/02/21
    「フォークを「大人の音楽」と持ち上げている端から、この人は「年齢なんて関係無い、Age Freeだ」、と」「語義矛盾ではないのか?」
  • ネット利用におけるノイズコントロールの重要性について - シロクマの屑籠

    インターネットは、ノイズに溢れている。 情報を収集したり情緒的なニーズを充たしたりするにあたって、インターネットには邪魔な表示・集中力を妨げてしまう表示が少なくない。例えば、2ちゃんねるのまとめサイト系にありがちな、チカチカと明滅する大量の広告バナーなどは、あたかも集中力を奪うためのトラップのようである。大量の広告を貼り付けているサイトは、注意力というコストを視聴者に強制的に支払わせ、それを換金していると言っても差し支えないかもしれない。 SNSにおいてもノイズの問題は無視できない。自分自身にとって有意味な情報も情緒的メリットももたらさないような、そんな書き込みを連投する人を視界内に入れるほど、そのユーザーの情報/情緒の収集密度は低下する。限られた時間と精神力だけをSNSに割り当てたい人にとって、単位時間あたりの情報密度/情緒密度の低下は軽視してよいものではないだろう。 このため、インター

    ネット利用におけるノイズコントロールの重要性について - シロクマの屑籠
    eal
    eal 2012/11/30
    ぼくのツイートは面白いだろうか?ノイズだろうか?まあ知ったこっちゃないけどね(●´ー`)他人が決めることだし
  • 「自己中心的な若者」より「自己中心的な老人」のほうがヤバい - シロクマの屑籠

    選挙の季節が近づいてきました。私達の意志を政策に反映させる機会なので、投票したいと思っています。 ところで、選挙のような社会的な意思決定は、自分自身の都合だけを考えるのでなく、一緒に暮らしている人々や社会を形成している様々な人々の立場・状況にも思いを馳せつつ、ベターと思われる選択をするのが良いと私は思っています。個々人の欲求や自由が尊重されるべきなのはもちろんですが、自分以外の他人の立場・状況も踏まえ、そのうえでYesやNoを言えるような大人が必要でしょう。 だから、年長者にありがちな「最近の若者は自己中心的」や「最近の若者は他者性が欠落している」といった“注文”も、あれはあれで、わからなくもありません。 自己中心的なのは「若者」よりも「年長者」では? しかし実際に街の風景を思い出すと、「最近の若者は自己中心的」……とは思えません。 街で見かけた、「うわっ!こいつ自己中心的だ!ひどい!」と

    「自己中心的な若者」より「自己中心的な老人」のほうがヤバい - シロクマの屑籠
    eal
    eal 2012/11/23
    あとで読む
  • 運命と自由意志のアマルガム。 - シロクマの屑籠

    http://lkhjkljkljdkljl.hatenablog.com/entry/2012/11/14/155049 リンク先を読みながら、運命、を思った。 噂の小学生・はるかぜちゃんに限らず、現代の子ども達は、皆、21世紀の新しい環境に曝され生きている。生まれた時からインターネットがあり、三歳、四歳の頃からスマートフォンをいじり、小学生時代からアカウントやパスワードといった概念に親しんで育つのだろう。彼/彼女らのネットライフは、心無い大人達によるコミットメントや、キュウべぇのようなシステムからの誘惑に満ちたものになるとも推測される。 私個人は、はるかぜちゃんという人物の情況は、結果としてひとつの社会実験になっている、と思って眺めている*1。 第二次性徴にも到達しない年頃から、有史以来あり得なかったほどの不特定多数の大人にまなざされ、好悪様々のコメントを投げかけられた子どもが、どのよ

    運命と自由意志のアマルガム。 - シロクマの屑籠
    eal
    eal 2012/11/21
    ソーシャルメディアと現代の子供たちへ。
  • 間違いない。エヴァだ――『ヱヴァンゲリオン新劇場版:Q』(ネタバレ) - シロクマの屑籠

    劇場版 「新世紀エヴァンゲリオン」主題歌 魂のルフラン アーティスト: 高橋洋子/LOREN & MASH,高橋洋子,LOREN & MASH出版社/メーカー: キングレコード発売日: 2006/05/24メディア: CD購入: 2人 クリック: 101回この商品を含むブログ (41件) を見る 庵野監督が、やりやがった! やばいものを観てきた。 【警告!】この文章には『新劇場版ヱヴァンゲリオン:Q』のネタバレを含んでいます。これから観ようと思っている人は、読むと危険です。ブラウザを閉じて下さい。 「ああ、これだ!俺の知っている、あの『新世紀エヴァンゲリオン』だ!」と感じた。娯楽作品としての完成度からすれば、これより優れたアニメは他にもあるだろう。説明不足や、音響上の難点もあったように感じた。しかし、これはエヴァンゲリオンだった。間違いなくエヴァンゲリオンだった。「どうせ、娯楽作品なんでし

    間違いない。エヴァだ――『ヱヴァンゲリオン新劇場版:Q』(ネタバレ) - シロクマの屑籠
    eal
    eal 2012/11/19
    ぼくら福島県民にとって震災と原発がサードインパクトに相当する?
  • 「バグったっていいじゃないか、人間だもの」 - シロクマの屑籠

    人間は、特定の状況や話題で「バグ」る。 給湯室談義では「○○さんには××の話題は禁句」といったフレーズがしばしば用いられる。実際、××の話題を持ちかけた時に○○さんが誤作動を起こしたりフリーズしたりしたのが確認されているのだろう。人間は誰しも、そういう「話題にしただけでバグる」ようなセキュリティホールを一つや二つぐらいは持っている。 精神科臨床で遭遇するレベルの「バグ」 精神医療をやっていると、人間のバグのなかでも一番シビアで訂正不能なものに出会う。妄想だ。 妄想は、統合失調症や妄想性障害の代表的な症状のひとつだ*1が、統合失調症や妄想性障害のすべての患者さんが、いつでも妄想全開で会話にならないかというと、そうでもない。むしろ、よほど病気が燃え上がっている時を除けば、コミュニケーションにさほど問題が生じていない人のほうが多いぐらいである。 ところがそういう人も、特定の話題になると急激に思考

    「バグったっていいじゃないか、人間だもの」 - シロクマの屑籠
  • 世の中には「書く」ことが好きで好きでしようがないブロガーがいる - シロクマの屑籠

    非モテはてなーが有料メルマガや単著を出せる分水嶺 - syncのにっきver3.0 リンク先について、ちょっと思ったことを。 ブロガーのなかで「単著」とか「有料メルマガ」で“生活の糧”を得ている人って、当にいるんですかね?いるのかもしれませんが、私の周囲にはいないような気がします。medtoolzさんにしても、ココロ社さんにしても、まなめはうすさんにしても、まず業ありきで、それとは別に、ネットで文字を書いていたら出版に繋がっちゃった、という話ではないでしょうか。 世の中には、出版とか有料メルマガとかで“プロ”をやっている人達もいます。しかし、そういうプロがブログを経由して(まして非モテはてなユーザーを経由して)プロに到達したという類例は知らないので、ブログを経由して“物書きとして生活の糧を得る”のは難しいと思っています。たぶん、他のルートで目指したほうがいいんでしょう。 それはそれとし

    世の中には「書く」ことが好きで好きでしようがないブロガーがいる - シロクマの屑籠
    eal
    eal 2012/10/23
    「ことあるごとに発作的にキーボードを掴んで言語化せすにいられない、それぐらい書くことが好きで好きでしようがない人種」
  • 『ロスジェネ心理学――生きづらいこの時代をひも解く』を出版します - シロクマの屑籠

    シロクマは“私達の世代”を軸にしたを出すことになりました。 ロスジェネ心理学―生きづらいこの時代をひも解く 作者: 熊代亨出版社/メーカー: 花伝社発売日: 2012/10メディア: 単行購入: 6人 クリック: 197回この商品を含むブログ (25件) を見る 定価:1575円 ページ数:253頁 判型:46判並製、単行ソフトカバー ※表表紙はこんな感じ ちょっと俗っぽいタイトルかもしれませんが、実際、1970年代〜80年代前半に育った世代――つまりロストジェネレーション世代に――フォーカスをあてたになっています。ただし、ちょっと昔の“ロスジェネ論壇”のような、世代内での内輪受けと自己憐憫に溺れるようなを出したところで意味が無いので、「ロスジェネ世代のメンタリティについて、上の世代や下の世代にも分かるよう解説してみる」「ロスジェネ世代の生育環境を振り返りながら、現代社会の精神病

    『ロスジェネ心理学――生きづらいこの時代をひも解く』を出版します - シロクマの屑籠
    eal
    eal 2012/10/20
    『ロスジェネ心理学』共栄書房 10/23発売
  • 私が不登校から精神科医になるまで - シロクマの屑籠

    今でこそ私は、精神科医という、他人の社会適応やメンタルヘルスを気にする仕事に就いているが、かつては自分自身の社会適応やメンタルヘルスにこそ問題があり、学校生活から落伍していた。いや、当は今でも自分自身の社会適応に問題はあるだろうし、だからこそ人間の社会適応を学び、実践することに拘っているのだろう。 1.私はもともと古い地域社会の出身で、そのコミュニティのなかでは概ね上手くやっていた。私は我の強い、そのくせコミュニケーションの機敏に疎い子どもだったと思う。しかし地域の年長者達はそんな私の取り扱い方をよく心得ていて、私のほうも彼らを慕っていたので、コミュニケーションに困ったことはあまり無かったと思う。私は小学校に行くのを楽しみにしているような子どもだった。 しかし幸せは長く続かなかった。中学校に入り、地域社会の外側の生徒にまみえるようになると、私は年長者の保護を失った。“よく知らない同級生と

    私が不登校から精神科医になるまで - シロクマの屑籠
    eal
    eal 2012/10/19
    シロクマ先生の生い立ち。共感する部分が多い。私もこういう文章を書きたい。
  • 願望器としての美少年/美少女――キャラを消費するということ - シロクマの屑籠

    オタクはありのままのキャラクターを愛でているのか? 萌えたりブヒったりしている時にオタクの脳内では何が起こっているのか? このあたりは、東浩紀さんが『動物化するポストモダン』で書いた“データベース消費”というモデルでだいたい説明されていると思う*1。とはいえ、何度触れても滋味深い話だし、最近は人間もデータベースとして消費されがちなので、ここでは『Fate/Zero』っぽい喩え話を書いてみようと思う。 キャラクターは、その人の欲望を盛るための器でしかない。 『Fate/Zero』風に言うと、オタクにとっての美少年/美少女キャラクターは、聖杯にあたる。願望器、ということだ。現代のキャラクター愛好家達は、実際には、キャラクターそれそのものを愛しているのではない。そのキャラクターにお手盛りした願望や欲望を愛している、と言ったほうが現実に即している。 その最たるものが、ニコニコ動画などでよく見かける

    eal
    eal 2012/10/17
    「実物の人間がキャラクター愛好家の願望器として消費されることもある」
  • 劇場版『魔法少女まどか☆マギカ 前編』を観て気づいたこと - シロクマの屑籠

    『魔法少女まどか☆マギカ』を映画のスクリーンで眺めたら幸せだろうなと思って、公開初日に見に行ってきた。概ねテレビ版に沿った内容で、現時点では大きなストーリー上の逸脱は無かった。だからネタバレを気にせずに所感を書き残しておこうと思う。 【鑑賞環境とチケット購入時の状況】 ・田舎の国道沿いのシネコンにて前売り券を購入。公開初日の最初の時間帯にもかかわらず、一時間前に映画館に行って空席が30席ぐらい余っている感じだった。グッズ売り場にはたくさんの品が置かれていたが、「まどかとほむらのピンク色のクリアファイル」(参照:→こちら)だけは異常に枚数が少なくなっていた。幸い、ストックは大量にあるらしく、なくなって暫くしたら店員さんが在庫を補充していた。 ・観に来ているお客さんの男女比は6:4程度、意外なほど女性比率が高い。女性はほとんどが十代〜二十代で、単独で来ている人もいれば数名程度のグループで来てい

    劇場版『魔法少女まどか☆マギカ 前編』を観て気づいたこと - シロクマの屑籠