近畿大学の2015年度入学式をプロデュースし、その祝辞で喉頭癌と声帯摘出を告白したつんく♂氏。著書『「だから、生きる。」』には、病気になるまで体を酷使し、体からのSOSに気付かず、声帯摘出に至ったことなど、デビューから新たな一歩を踏み出すまでの道のりがつづられています。 第5章「永遠の別れ」の「そして手術へ」の中に「僕はと言えば、声を残すことより、声をなくした後どうやって生きていくのか、どんな人生になるのか、そんなことを考えていた。なにより妻と子供のために、僕は生きなければならない。(中略)歌手として、声との別れは本当に苦しい。でも、命の代わりはない。僕の代わりはどこにもいない」とあります。 父として、夫として、歌手として、たとえ声を失っても生きるという選択をした覚悟に、私は共感しました。「僕の代わりはどこにもいない」は、日常ではなかなか意識できていないことです。著者のような状況になって初
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