(CNN) フランス進出から30年を迎えた米系ファストフード店マクドナルドが、パリ市内のルーブル美術館の正面入口地下に位置するショッピングモール「Carrousel du Louvre」に出店する。 海外メディアが高い関心を示す中、フランス国内のメディアは「モナ・リザ」などの著名美術品を多数所蔵し、世界的権威を誇る同美術館とファストフード店の組み合わせに反発。ウェブサイト「Louvre pour tous」(みんなのルーブル)は、マクドナルド出店を「悪趣味」だと批判し、同美術館の上層部が出店を差し止めなかった結果、「フライの匂いがモナ・リザの鼻先まで漂ってくるだろう」と述べた。 国内の美術館愛好者団体の関係者は、美術館が飲食店などを設けることは極めて普通だとしたうえで「美術館幹部は来場者の質より人数を重視しているようだ」と述べ、開設する店を選択し、美術館を遊園地化するべきではないとの考えを