僕は古い人間なのでテクノロジーと聞くとどうしてもノートパソコンなどをイメージしてしまいます。 しかし今は人間とハイテクの接し方がどんどん多様化しており、別にパソコンの前に座ったときだけが我々がコンピュータと対峙している時ではなくなっています。 具体的にはスマートフォンやタブレットPC、クルマの中に搭載されたさまざまなエレクトロニクスなどがその例です。 このようなコンピューティングの多様化、ユビキタス化は今後も続くと思われます。 そうした巨視的なトレンドの恩恵を最も蒙る半導体メーカーのひとつが台湾セミコンダクター(ティッカー:TSM)です。 台湾セミコンダクターは所謂、ファウンドリー、つまり半導体製造の下請けです。 しかし半導体デザイン会社と、そのデザインに基づいて半導体を制作するファウンドリーとの関係はこれまでの発注者、下請という単純な関係からかなり変質してきていると思います。 これには2