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ブックマーク / michikaifu.hatenablog.com (22)

  • iPad miniでアップルの「ぶっちぎり感」がないのはクラウドのせい - michikaifu’s diary

    ・・だと思うのだ。7インチタブレットは他が先行してKindle Fireが特にヒットしたのをアップルが後追いしたとか。もう以前ほど革新性がないとか。Androidベースのタブレットはマーケット・シェアが大きいとか小さいとか。いろんな話が出ているけれど。 私自身は、iPhoneiPadも以前使っていたのをすべて子供達に奪われ、自分自身はAndroidスマホをずっと使って、試しにサムスンのタブレットとかも使ったりKindle Fireも家の中にはあるし、いろいろ使ってみて、それぞれに使い勝手がよかったり悪かったりする。 人により、iPad用の有料アプリをたくさん使っている人、iTunesから音楽を買っている人など、アップルのエコシステムにサンク・コストがいっぱいある人はなかなか未練があるに違いないのだけれど、そういうわけで私はゲームもあまりしないし、有料アプリも自分ではほとんど買わない。(子

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    eeepc 2012/11/04
  • 主婦が欲しいのは、「メイド」じゃなくて「執事」(または「秘書」) - michikaifu’s diary

    いや違う、秋葉原の喫茶の話ではない。昨日、パナソニックのスマート家電戦略として、「洗剤や柔軟剤を入れる量が自動的にスマホでわかるスマート洗濯機」という記事にツイッターで「アホかいな」とツッコミを入れたら、けっこう私と同じように感じた人が多かったらしいので、勇気をもってこの話を蒸し返したい。 パナソニックのスマート家電をシリコンバレー在住者たちがコキおろしていた - Togetter 振り返ってみると、このブログでこ「家事の一番のペイン・ポイントは、肉体労働ではなくマネージメントである」という話を最初に書いたのはもう2007年と大昔の話。 父の日雑感 - マネージメントとしてのお父さん、お母さん - Tech Mom from Silicon Valley だいたい、家事とか育児とかいう言葉が間違いの元。このタグのように「家庭経営」というべきなんだろう。主婦の最大のタスクは、家事でも育児でも

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    eeepc 2012/08/23
  • オリンピックをTVEverywhereで見て思ったこと - michikaifu’s diary

    アメリカでは、有料テレビ各社(ケーブル、衛星、電話会社系)が「TVEverywhere」と呼ばれる方式を熱心に推進している。アメリカの有料テレビ業界の動向については下記参照。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20101126/217294/ ギョーカイ人としてその存在は知っていたが、私自身はあまりテレビを見ないので、そのありがたみがイマイチわかっていなかった。でも、今回オリンピックで、ようやくちゃんと使ってみた。 アメリカではNBCがオリンピックの権利を持っているので、傘下の8つのチャンネル(地上波+ケーブル専門チャンネル)を使ってたくさんの番組をテレビ放映している。 今回はこれに加えて、NBCウェブサイトでかなり多くのライブおよび録画ストリーミングが見られるが、無条件では見られないのがミソ。契約している有料テレビのアカウント情報を

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    eeepc 2012/07/30
  • シリコンバレーにおける「ユートピア主義」の大切さ - michikaifu’s diary

    瀧口範子さんの記事に生越さんが噛み付いている。 ジンガもフェイスブックも──腐敗する有望IPO企業 | 瀧口範子 | コラム | ニューズウィーク日版 オフィシャルサイト 昔からそうだし、そうあるべきだよ この批判は半分しか当たっていないように思う。 確かにベンチャー経営者の最重要課題は資金の調達と管理だし、「事業のアイディア」という、単位が小さすぎ不定型すぎて売り物にならないモノを「会社」というある程度の大きさの箱に入れて固定化し、金融商品として流通させるのがベンチャー・ファイナンスであることも間違いない。 でも一方で、シリコンバレーには深く根付いた「ユートピア的理想主義」の文化があり、この「地域的気分」に合わない企業は周囲の支持を得づらいという面もある。支持を得て人気の出た会社には、よい人が集まってくるし、資金も調達しやすくなり、地元プレスからもよい評価を得て、ユーザーも集めやすくな

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    eeepc 2011/12/31
  • 「坂の上の雲」に見る通信の歴史 - michikaifu’s diary

    当地でもTV Japanで「坂の上の雲」をやっている。先日の二百三高地の場面で、「あーやって、ケーブル伸ばして電話したんだ!」と、ケーブルを巻きつけたラックを運びあげる兵士の姿に妙に感動して、自分で職業病だとつくづく思ったのだが、同じように思った業界のご同輩もおられて、FBやTWでコメントいただいたので、ちょっと調べてみた。 ドラマの舞台となっている日露戦争開戦は1904年。その前後というのは、通信にとっても大きなイノベーションが爆発的におきた時代だったのだ、と改めて思う。(ソースはWikipedia、裏取りはしてないのでご注意。) 1837 モールスによる電信の発明(有線) 1866 大西洋横断ケーブルができる 1876 ベルによる電話の発明(有線) 1896 マルコーニによる無線電信の発明 1897 日で無線電信の実験に成功 1904 フェセンデンによる無線電話の発明 1908 日

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    eeepc 2011/12/14
  • ネット対応テレビでの「ガラパゴス」不安 - michikaifu’s diary

    では、民放の合弁でネットで番組を個別課金で配信、という話が出ている。ネット上での評判をざっと見ると「ダメに決まっている」、または「最初からガン無視」ということのようだ。私としては、「それでもゼロじゃなくて半歩を踏み出したことを評価すべきか、下記のようにかえってみんなに迷惑をかけることになりそうなのでdisるべきか」悩んでいる。 映像のネット配信は、それこそ90年代の最初のネットバブルの頃から、日でもアメリカでもその他の国でも、いろんな人がいろいろなものを試していて、「成功例」というのはとても少なくて、それはクリエイティブに考えないとダメなのだけれど、少なくとも「こうすれば必ず失敗する」という経験値は膨大に積み上がっている。それと照らしても、これが成功するとはどうも思えない。 可哀想なのは、このプランに対応したテレビを作らされる家電メーカーである。ただでさえ、世界的には長期的かつ壮大な

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    eeepc 2011/08/08
  • 韓流に見るスーパーニッチ戦略の落とし穴 - michikaifu’s diary

    今週初めにアップされた日経ビジネスオンライン記事「電子書籍」は、おかげさまでアクセスランキング4位をいただきました。お読みいただいた皆様、ありがとうございます。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20110726/221682/ さてこの中で、日アメリカ電子書籍市場の違いとして、規模は今でも日のほうが大きいながら、日は「携帯コミック」というニッチ、米国は紙の書籍と同じベストセラーが中心の「メインストリーム」を指向している、ということを書いた。 ニッチといってもこれだけの規模があるというのは大したもので、これが日市場のスゴいところである。実際に私の周辺で、携帯コミックが好きという人はおらず、どういう人なのだかわからないが、おそらくは数は少ないながら、一人あたりの購入額の大きいマニアということなのだろう。一方、米国でKind

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    eeepc 2011/08/04
  •  オバマが電気自動車を支援するワケ - michikaifu’s diary

    日経ビジネスオンラインに、2回シリーズでアメリカの「電力」対策について書いた。第一回の「発電編」に続き、第二回「送電・節電」編は明日あたりアップされる予定。 これを書き終わった後に、ビンラディン殺害成功事件があったのだが、その話を聞いていて、この記事ではサラっと触れただけのオバマの一連の「環境政策」は、単なる「エコ」ではなく、別の意味があったのだろうな、ナルホド、と思った。 オバマ政権は、電気自動車推進を支援している。ブッシュのときは、いったんカリフォルニア州などが「電気自動車推進」の法律を作ってやり始めたのが引っくり返され、相当数市場に出はじめていたGMなどの電気自動車をメーカーが突然全量回収し、切り刻んで砂漠に埋めてしまったという話があったらしく、その様子は「Who killed the electric car?」というドキュメンタリー映画になっている。これがどこまで「政権の陰謀」だ

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    eeepc 2011/05/09
  • Facebookの勝敗の分かれ目 - michikaifu’s diary

    Facebookが来年あたり上場する予定として、その財務が一部公開されたらしい。9ヶ月の数字なので、2010年年間にすると、ざっと売上$2bil.、純利益$500mil.といったあたりになりそう。 Facebook could go public by April 2012 - SFGate 最近騒ぎになったゴールドマン・サックスによる私募で$50bil.の値がついたのは、「やっぱり高い、バブルだ」という友人と、ちょっと議論になった。もちろん、現時点での財務から見れば当然高いわけで、問題はこの先どこまで成長するか、どこまで儲かるようになるか、どこまで地位は安泰か、といった点になる。 当初からSNSは流行り廃りが激しく*1、FBもそのうち別に新しいのが出てきて廃れる・・と言われてはや3年。例えば第一次ネットバブル時に死ぬほどeコマースのサイトが出てきて、激戦の末アマゾンが勝ち残って今も健在、

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    eeepc 2011/01/08
  • CTIA-ITのレポートと、「アメリカでも若者のクルマ離れ」の話 - michikaifu’s diary

    昨日の日経ビジネスオンライン記事に続き、同じ展示会「CTIA-IT」を題材に、今度は携帯・無線業界からの見方でまとめた記事が、WirelessWire Newsに掲載されました。 http://wirelesswire.jp/Inside_Out/201010291430.html さて、昨日の日経ビジネス記事にはTwitterでいろいろフィードバックをいただいたが、その中で、@gshibayama さんより、「アメリカでも若者のクルマ離れの統計が出てますよ」と情報をいただいた。これは面白い。 Is Digital Revolution Driving Decline in U.S. Car Culture? | Digital - Ad Age アメリカのティーンや若年層の免許保持率が下がり、全体の「運転時間」の中で若年層が占める比率も年々下がっているとのこと。理由としては、異なる立場の

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    eeepc 2010/10/30
  • 携帯電話の電話帳機能と「モバイル・クラウド」 - michikaifu’s diary

    ホリエモンのブログで、ガラケーの電話帳機能の「遅れ」と、Facebook-iPhoneの連携の話が書いてあり、「おぉ、ようやく日でもこういうことを言ってくれる人が出てきた」と思ったので、ちょっと一言追加。 携帯電話の電話帳機能 | 堀江貴文オフィシャルブログ「六木で働いていた元社長のアメブロ」 日ではブラックベリーは全く普及していないので誰も言わないけれど、実はブラックベリーの電話帳はこの「FB-iPhone」連携よりももっと進んでいる。下記の「日経コミュニケーション」のコラムで書いた「電話の基機能はここ10年ほど全く進化していない」ことの対比として書いたのは、こうしたブラックベリーの状況のごく一部である。 Facebookの“クラウド通信”,携帯通話の停滞の打破を期待 | 日経 xTECH(クロステック) iPhoneはアプリの独立性が高く、電話の基機能(カレンダーと電話帳=P

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    eeepc 2010/05/26
  • 電波鎖国するとiPhoneが日本で使えなくなる - michikaifu’s diary

    引き続き、700MHz周波数割り当てについて。 総務省周波数委員会「700/900MHzペア」で利用の方向も、大臣発言に配慮して変更余地残す | 日経 xTECH(クロステック) BLOGOS(ブロゴス)- 意見をつなぐ。日が変わる。 「携帯電話等周波数有効利用方策委員会」の報告内容を全部読んでおらず、上記の記事の情報だけをもとに書いていることを断っておく。(報告書がネットで公開されているかどうか、調べていないので不明。すいません、今ちょっと忙しくて・・) 要するに、「すでに使っている人がいるので仕方ない」「それをどかす交渉をしていたら時間がかかってしまう」「国内メーカーのコスト構造に関しては問題なし」という3点がポイントのように思える。 最初の2点については、私もそんなことは百も承知で、たとえサービス開始を遅らせても、長期的には、今頑張って既存保有者の方々と調整して他に移ってもらう苦労

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    eeepc 2010/04/16
  • 「電波鎖国」は、携帯電話でなく「次のフロンティア」の問題だから重要なのだ - michikaifu’s diary

    先日来、何度か書いている「電波鎖国」に関し、英語でもブログを書いてみた。 http://hogacentral.blogs.com/japan_tech_blog/2010/03/japanese-seclusionsakoku-spectrum-policy-can-be-a-suicide.html (「電波鎖国」とは何かについては、こちらを参照) 「電波鎖国」関連記事まとめ - Tech Mom from Silicon Valley この中でも書いたが、私が「電波鎖国」の悪影響を最も懸念しているのが、「M2M」とか「エンベデッド・モバイル」と呼ばれる分野である。伝統的な電話端末以外のさまざまな機器に、無線を内蔵して、自動的に中の情報を送受信したり、操作したり制御したりする仕組みのことだ。 電話端末以外の機器に、無線や通信の機能が広がっていく、という考え方そのものは、衆目の一致すると

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  • 周波数政策を誤れば「棺桶の蓋に釘」となる - michikaifu’s diary

    前回の続き。現象としてのパラダイス鎖国は日のいろいろなところに現出しているが、それに対してどうすればいいかということについては、それぞれの人や企業のおかれた立場や持っている強みなどにより、違うことをやらないといけない。「ニッポンはこうすべきだぁ」とすべての日人をひっくるめて議論する時代は終わり、それぞれが自分の強みを活かして多様化することが、結果的に鎖国の弊害から日を救うことになると思う、という話は「パラダイス鎖国」のに延々と書いたので、そちらを参照してほしい。 そういうことで、個別の話はそれぞれなのだが、一つ言いたいのは、通信における政府の役割として最も重要な(これまでのどの時代にも増して、ものすごくクリティカルな)役割、周波数割り当てのことである。産業政策とかICTの将来像とか、そんなどうせ誰にもわからないことは群集知に任せ、他の人にはできない役割として、当にこれはしっかりや

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    eeepc 2010/02/22
  • オバマのいわゆる「Twitterおよびネット戦略」の今更解説 - michikaifu’s diary

    自民党Twitterを使おうという話に関連して、オバマがTwitterを使っている云々という話が世間で取りざたされているようなので、もう一年以上前の選挙直後に作った資料がネタで恐縮(アップデートまでしてる暇が今ないので・・・)だが、昨年の大統領選においてオバマが採用した「ネット戦略」についての私の分析をご紹介しておこうと思う。 資料を作りながら、実にオバマのネット戦略は見事に全体の整合性が取れている総合的なもので、彼の陣営にはすごい知恵者がいるものだ、と感心しきりだった。やっぱり、エリック・シュミットだったんだろうか・・・? まず、ネット・プレゼンスそのものだが、当然ながらTwitterだけでなく、Facebook、MySpace、Flickr、Digg、Eventful、LinkedInなど、凡そ一般人が考えつく限りのソーシャル・メディアに公式ページを作り、情報をアップデートしてファン

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    eeepc 2009/12/06
  • GoogleVoiceにおける「おまえのかーちゃんデベソ」論議 - michikaifu’s diary

    ここ数日、風邪で少々伏せっていたので、世の中のニュースにすっかり遅れていた中、日経の記事でたまたま先に「グーグルとAT&TがGoogleVoiceをめぐって鞘当て」なる記事を読んだ。「GoogleVoiceは高額の料金がかかる特定の電話番号への接続を拒否している」という、意味不明のフレーズがあった。その後ようやく2日ぶりにパソコンを開き、ニュースを読んだところ意味がわかった。 <英語記事> http://www.fiercevoip.com/story/t-and-google-spar-over-google-voice/2009-09-28?utm_medium=nl&utm_source=internal まず、GoogleVoiceとは何か、ということだが、さっと記事などを読むと、Skypeのような無料(廉価)VoIPサービスをグーグルがはじめたのか、と思う人が多いと思うが、違う。

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  • FacebookとTwitterが勝ち組になると思う理由 - 不況と熟成期 - michikaifu’s diary

    アメリカのソーシャル・ネットワーク(SNS)はFriendstar→MySpace→Facebookと流行が移り変わってきた。そんな中で、Facebookは「最終目的地(Final Destination)」になるか、という記事が最近目に留まり、これに対する意見を英語ブログに書いた。「Final Destination」という映画と、ウェブ系サービスを表現するのに、「tool/enebler」などと区別して、そのサイトに人を集めるタイプのものを「destination」と言うのの両方をかけている。日語で言えば「勝ち組になるか」と言っていいだろう。 06年はYouTubeの年、07年はFacebookの年、08はTwitterの年だったわけだが、今年は未だに「何の年」と言えるほどの大型ベンチャーがないねぇ、ということを別の記事に書いて、ある方にTwitterでつぶやき返していただいたりした

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  • 「おサイフケータイ」が世界に広がらなかった理由 - michikaifu’s diary

    こんな記事を読んだり、日から来た友人たちと議論した中で感じたこと。 日で電子マネーの普及が進んだ理由 - Innovation Design 同じインドで生まれたのに、ヒンズー教はインドの外には広がらなかったのに対し、仏教は世界三大宗教のひとつとなったのはなぜか。ユダヤ教とキリスト教の違い、といってもよい。それは、ヒンズー教やユダヤ教が、当該民族の特性や置かれた環境に深く依存していたのに対し、仏教やキリスト教は、そうした「コンテクスト」から離れた、より広い人類全体に適用できる、普遍的要素が大きかったからだと思う。 同じように、iPhone教(もしくはアップル教)なら世界に広がるのに、おサイフケータイ教が広がらないのは、日市場という「コンテクスト」に依存する部分が大きすぎるからだと思うのだ。 「電子マネー」およびその前触れである「非接触型カード」の「コンテクスト」については、上のエント

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    eeepc 2009/08/12
  • 日本型Android、「逆ホンダ戦略」? - michikaifu’s diary

    先々週、AMNのイベントに初めて参加させていただいた。ドコモから発売されたHTCのAndroid端末HT-03Aの発表イベントだったのだが、現在休暇中でネット接続環境すらないことが多く・・・記事を書くのがすっかり遅れてしまった。プロダクト情報詳細については、他の皆様のブログにてすでに読まれていることと思うので省略。私の感想部分だけを記しておく。 すでにアメリカでもちょっと見せてもらっていたハードウェアは、初代HTC Android端末であるG1と比べて薄型でずっと洗練されている。iPhone風の大きな画面のタッチスクリーンでも使え、またBlackberry Pearlを使い慣れている私には、Pearlと同じトラックボールのほうが使いやすかった。手にもったしっくり感や片手操作の使い勝手は、日風携帯とアメリカ風スマートフォンのちょうど中間の感覚。初代はかなりGoogleのAndy Rubin

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  • デジタルがもたらした夢の時代の終焉 - michikaifu’s diary

    先週金曜日から土曜日にかけ、いろんな人にいろんなことをしゃべった。一貫したテーマできちんと整合性があるようにまとめる頭の体力が全くなかったので、そういうフォーマットは助かったのだが、少し体力が回復し、また梅田さんの講義録を読んで、あの渡辺千賀ちゃんとの「漫才」の中ではまとまった形でいえなかった最近の考えを記しておく気になった。最後の懇親会で数人の方には話した内容だ。 私が深く関わっている通信の分野では、80〜90年代というのはとても特殊な時代だった。光ファイバー、DWDM、携帯電話、デジタル携帯電話と、次々と画期的な技術が登場し、いずれもインフラ装置を導入すれば、数倍、100倍、1000倍といった単位で容量が増え、通話あたり・顧客あたりのコストは激減する。通信というのは航空会社と同じで、設備にかかる固定費が大きいので、そこにどれだけのお客さんを詰め込めるかが勝負の分かれ目。幹線光ファイバー

    デジタルがもたらした夢の時代の終焉 - michikaifu’s diary
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    eeepc 2009/03/24