2016年にフランスの高級冷凍食品専門店「ピカール」が日本での取り扱いを開始(関連記事「仏冷食専門店『ピカール』都心に、冷食革命の始まりか」)。また、少子高齢化が進んだことで、弁当のおかず中心のラインアップから、“大人の食卓メニュー”への転換が進むなど、ここ数年、冷凍食品に変化が起きている(関連記事「“肉汁じゅわっ!”が高齢者に人気の理由」)。 そんななか、百貨店大手の三越伊勢丹が力を入れるのが、「プロトン冷凍食品」だ。“次世代冷凍技術”として注目されている「プロトン凍結」で冷凍した食品のことで、冷凍時にできる氷の結晶の粒が小さいため、解凍時に細胞が破壊されにくく、調理したてのような状態が保たれるという。 プロトン凍結は、専用の機械を開発・製造している菱豊フリーズシステムズ(奈良市大宮町)が生み出したもの。プロトン冷凍食品は同社が運営するレストラン「プロトンダイニング」のメニューのなかから