コロナ禍で日本のアパレル市場が大きな打撃を受けている。特に、デジタルシフトが遅れている企業や、百貨店やショッピングセンターといったリアルチャネル頼みのアパレルは、度重なる休業要請も重なり苦しい。感染状況の収束はいまだに見通せず、苦闘の日々が続いている。 他方、中国やアメリカでは、完全な終息には至っていないものの、積極的な経済活動を再開しておりアパレル企業の業績も上向きだ。特に、感染状況が落ち着き、かつ海外旅行に行けないため内需が上向きの中国アパレル市場は好調である。 そのような中、いま中国発でアメリカを中心にグローバルで急成長している「SHEIN(シーイン)」というブランドがある。謎に包まれたスタートアップだが、セコイアキャピタルなど名立たるVCが投資し、その企業価値は150億ドルを超えるともいわれる。アパレル業界では珍しい「デカコーン」(企業価値が100億ドル[約1兆900億円]を超える
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