バイデン政権は、中国の遺伝子関連大手BGI(華大基因)の系列企業2社や中国のクラウド企業インスパー(浪潮集団)など37社を輸出規制の対象となる貿易ブラックリストに掲載しました。両国の緊張が一層高まるものと予想されます。 米国国営国際放送の美國之音の記事より。 米中対立が激化 米国商務省は、BGIリサーチとBGIテックソリューションズを輸出規制リストに掲載しました。商務省によると、これらの企業は少数民族弾圧を目的とした中国政府による監視に寄与する重大なリスクがあると指摘しました。 商務省は、「遺伝子データの収集と分析におけるこれらの事業体の行動は、中国の軍事計画への転用という重大なリスクをもたらす」と述べています。 ロイターは、BGIが人口統計学的特徴の包括的研究のために数百万人の女性の遺伝子データを収集し、中国軍と協力していると報じています。 BGIの子会社であるフォレンジック・ゲノミクス