2010/09/02 米ヴイエムウェアは8月31日(米国時間)、米国カリフォルニア州サンフランシスコで「VMworld 2010」を開幕、企業ITの改革に向けた多数の発表を行った。これらを貫くものとは何なのか。CEOのポール・マリッツ(Paul Maritz)氏、そしてCTOのスティーブ・へロッド(Steve Herrod)氏による基調講演やプレスに対する説明から、同社の意図を探る。 今回のVMworldにおけるヴイエムウェアの数々の発表に共通する最大のテーマは“IT as a Service”(サービスとしてのIT)だ。同社の定義によれば、IT as a Serviceとは「ビジネスのための消費に向けてITのプロダクション(環境構築)を最適化する」ということ。これまで企業は、サーバ仮想化を活用してまずコスト削減/効率向上を進め、次にサービス品質の向上を図ってきた。その次のテーマは、IT