1か月ぐらい前に読了。レビュー最近してないなあ…… 人口関係の変動を扱った本です。歴史人口学の入門書としては、速水融氏の「歴史人口学から見た日本」というものがありまして、こちらの方もとてもお勧めなのですが、 こちらは速水氏の研究をもとにわかりやすく通史としての日本の人口変動をまとめております。じつは大学生のゼミをまとめた本らしいので(笑)、わかりやすいのもそのためか。 日本の人口波動としては、4つの時期にわけて考えられます。 1.縄文期(狩猟採集):人口推計26万人(紀元前4300年ごろ) 2.弥生〜鎌倉期(水耕農耕):人口推計700万人(1150年ごろ) 3.室町〜江戸期(市場経済化):人口推計3,200万人(1850年ごろ) 4.近代期(工業化):ピーク12,777万人(2005年) それぞれの期が人口増大期とそれに続く停滞期にわけられます。それぞれ簡単にまとめると、 1.縄文期: 1
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