第一に人間には(例えば日本人には国法で保証された)人権があるのだけれど、じゃあそれって常に守られてるかって言えば守られていないよね。 殺人事件の被害者は死体になっちゃってるけれど、彼には生存権がなかったかと言われれば、あった。茨城の自殺で自殺しちゃった子供にも、人権はあった。だから「人権さえあればいい」というのは誤りで、あったとしても誰もがそれを意識して守らなければそんなものはないも一緒なんだよ。 第二に、人種差別や性差別は、いま現在ではそれが「悪いことだ」とされていることでも、ちょっと前までは日常的に行われてきた行為がたくさんあるよね。「A子さんもそろそろ結婚しないと困る歳よね?」なんて会話は、地方では本当に日常的に行われていて、おそらく言ってる側も悪意なんて特にない。このケースは言った側に人権侵害の意図があったわけじゃなくて、人権やら差別に対する知識/認識が足りてないから起きたケースだ