危険な本の登場だ。公衆の場でうっかり開こうものなら、思わずニタニタして周囲の不審を買うに違いない。 それくらい可笑(おか)しな写真が満載だ。たとえば帯で「猛犬注意」の犬小屋に佇(たたず)むのは可愛(かわい)いワンちゃん。その落差が何とも「ジワジワ来る」のだ。もっとも、「危険」と書いたのは別の理由もある。 収められた写真はどれも、ネットに投稿された作者不詳のものばかり。著者はそれに最低限のキャプションを付し、簡易投稿サイト、ツイッターで配信。一冊にまとめた。ゆえに、一枚一枚の権利が著者に帰属するわけではない。 著作権の侵害は親告罪だから、いつのまにか自分の撮影した写真が無断で使われている! ということになれば、当然、トラブルが発生する。となると、ネットでどんなにおもしろい写真を見つけても、せいぜい仲間内で楽しむに留まらざるをえない。でも、それではあまりにもったいない! と著者は考えた。冒頭で
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く