ソウル中央地検は、朴槿恵(パククネ)大統領の名誉を傷つけた疑いがあるとして、産経新聞ソウル支局長に対し、12日に出頭するよう求めた。同紙が9日付朝刊で報じた。韓国の市民団体が、同紙のウェブサイトに掲載された記事は名誉毀損(きそん)にあたると告発しており、事情を聴くという。 問題にされているのは、ソウル支局長による3日付「朴槿恵大統領が旅客船沈没当日、行方不明に…誰と会っていた?」の記事。国会審議や韓国紙、朝鮮日報の記事、証券業界の情報を引用し、事故発生当日、7時間にわたって朴氏の所在が確認できず、その間、男性と会っていたとのうわさを報じた。 韓国大統領府の広報首席秘書官は7日、産経新聞に対し、民事、刑事上の責任を問う考えを表明。「うそを書いて読者を増やせるのかわからないが、厳しく、強力に対処していくことが重要だ」と述べた。大統領府関係者も8日、所在不明とされた時間帯、朴氏が大統領府の敷地内