海の生態系などに深刻な影響を与えているプラスチック汚染。新たな地球環境問題として注目されるなか、アメリカで、ある試みが始まりました。 「こちらの直径120センチほどのパイプが海のごみを自動で回収する装置です。全長600メートルにまでつなげて、海に浮かべます」(記者) 北太平洋で、海洋ごみが多く集まる「太平洋ごみベルト」と呼ばれる海域のごみを回収するため、国際NPOが新たな装置を開発しました。全長600メートルのU字型のパイプの下に3メートルほどのスクリーンを取り付けて海に浮かべ、プラスチックごみを“待ち伏せ”して集めます。9月から本格稼働させ、日本の国土の4倍ともいわれる「太平洋ごみベルト」のごみを5年以内に半減するとしています。 自治体レベルでも試みが始まっています。 「アメリカでも有数の美しさで知られるマリブのビーチに来ています。しかし、砂浜にはところどころにプラスチックごみが落ちてい