最近観た映画Blu-ray Discのなかで、音響効果のすばらしさで印象に残った作品は? ともし問われれば、ぼくは即座に「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」「ヒューゴの不思議な発明」(これは米国盤だが)の3タイトルを挙げる。 ハリウッドの最新映画音響技術の精華がふんだんに盛り込まれたこの3作品、すべてサラウンドバック・チャンネルに信号が記録された7.1ch収録作品である。ちなみに音声コーデックは「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」がドルビーTrue HD、「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」「ヒューゴの不思議な発明」はDTS HDマスターオーディオ。いうまでもなく、両者ともBlu-ray Disc最高品位のロスレス・サウンドである。 実際にこの3作品を5.1chと7.1chシステムで聴き比べて観ると、劇伴音楽の安定感、