中国の習近平(シーチンピン)国家主席がインターネットをめぐる国内の会議で、「ネット空間の国際統治のプロセスに積極的に関与していく」と表明した。22日付の共産党機関紙・人民日報が伝えた。自由よりも政府による統制を重んじる中国式のネット管理手法を世界に広めようという方針とみられる。 20、21日に北京で開かれたネットの安全と情報化をめぐる会議で語った。 習氏は「情報化は中華民族にとって千載一遇のチャンスであり、核心となる技術を進展させ、ネット強国の建設を進めなければならない」と主張。自らが提唱するシルクロード経済圏構想(一帯一路)を契機に、沿線国のネットのインフラ構築などで協力を進め、「デジタルシルクロード」を建設する方針を示した。 習指導部はネット管理を強化し、共産党や政府への批判を厳しく制限してきた。習氏は会議でも「ネットの安全がなければ、国家の安全も経済社会の安定もない」と指摘。「正しい
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