夫婦が落とし穴に落ちて死亡した現場付近=石川県かほく市の大崎海岸で2011年8月28日、本社機から後藤由耶撮影 石川県かほく市大崎の大崎海岸で、金沢市の20代の夫婦が落とし穴に落ちて死亡した事故で、事故直後、現場に駆け付けた友人らが救出しようと自力救助を試みていたことが分かった。友人らは砂の量が多過ぎることなどから断念し、119番通報していた。死亡した妻と友人らが掘った穴は深さ約2.5メートルあったが、夫婦は逆さまになって半分以上砂に埋まっていた。2人の死因は窒息死で、県警は重過失致死の疑いで友人から事情を聴いている。 亡くなったのは金沢市湖陽1、会社員、出村裕樹さん(23)と妻で事務員の里沙さん(23)。県警津幡署などによると、里沙さんと男女6人の友人は27日午後、9月1日に24歳の誕生日を迎える出村さんを驚かそうと穴を掘った。安全のため底にはマットを敷いたという。穴をシートで覆い砂をか