ブックマーク / www.itmedia.co.jp (9)

  • 数学の「=」(等しい)とはどういうことか? 英ICL教授が発表 「コンピュータの登場で定義が曖昧に」

    このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 X: @shiropen2 英インペリアル・カレッジ・ロンドン(ICL)の教授であり、数学者のケビン・バザードさんの単著論文「Grothendieck’s use of equality」は、数学者が等式の概念をどのように使用しているか、そしてそれが数学の形式化を試みる際にどのような影響を与えるかについて議論した研究報告である。 バザードさんは「現状、数学者は等式の概念を曖昧に使っており、近年のコンピュータプログラムによる証明(形式化)においてその曖昧さが障害になっている」と指摘する。 「=」(等号)にみる一般的な等式の定義は、両辺が同じ数学的対象を表しており、一方から他方への論

    数学の「=」(等しい)とはどういうことか? 英ICL教授が発表 「コンピュータの登場で定義が曖昧に」
  • 「ほぼ全員」にはほど遠い マイナンバーカードがなかなか普及しない理由

    国内における行政関連手続きで個人を特定すべく、識別番号が付与されるプラスチック製のICチップ付きのマイナンバーカード。 2022年10月2日時点での申請枚数は7000万枚で、9月末時点での人口に対しての普及率は49%となっている。政府は23年3月末までに「ほぼ全員が取得」を目指すという。 マイナンバーカード所有者がキャッシュレス決済事業者を選択し、購入金額またはチャージ金額に対して一定額の特典が各決済サービスのポイントで還元される。 そのマイナポイント事業の第2弾について、総務省は当初9月末までとしていたマイナンバーカード(個人番号カード)の申請期限を「2022年12月末」に延長した。これにより、2022年内にマイナンバーカードを申請すればマイナポイント第2弾に応募できるようになる。 そんなマイナポイントとも深い関係を持つマイナンバーカードについて、現状の課題を整理してみたい。 マイナ

    「ほぼ全員」にはほど遠い マイナンバーカードがなかなか普及しない理由
  • カセットからフロッピー、そしてハードディスクを制御するSASI、SCSI、IDE、ATA、SATA――さまよえるストレージ用インタフェース標準を語る

    カセットからフロッピー、そしてハードディスクを制御するSASI、SCSI、IDE、ATA、SATA――さまよえるストレージ用インタフェース標準を語る:“PC”あるいは“Personal Computer”と呼ばれるもの、その変遷を辿る(1/5 ページ) 昔ながらのIBM PCPC/AT互換機からDOS/Vマシン、さらにはArmベースのWindows PC、M1 Mac、そしてラズパイまでがPCと呼ばれている昨今。その源流からたどっていく連載。第15回はちょっと目先を変えて、ストレージ用インタフェースの進化について。 第1回:“PC”の定義は何か まずはIBM PC登場以前のお話から 第2回:「IBM PC」がやってきた エストリッジ、シュタゲ、そして互換機の台頭 第3回:PCから“IBM”が外れるまで 「IBM PC」からただの「PC」へ 第4回:EISAの出現とISAバスの確立 PC

    カセットからフロッピー、そしてハードディスクを制御するSASI、SCSI、IDE、ATA、SATA――さまよえるストレージ用インタフェース標準を語る
  • 「すごすぎる」――地方のパン屋が“AIレジ”で超絶進化 足かけ10年、たった20人の開発会社の苦労の物語

    「スゲー。これが今の日技術か……」 「世間はここまで進歩していたのか」 開発したのは、兵庫県西脇市に社を置くシステム開発会社・ブレイン。創業35年、いまも社員20人のうち約16人がエンジニアという、生粋の技術者集団だ。 約10年前にゼロから開発スタート マシンの名前は「BakeryScan」(ベーカリースキャン)。「お店に提供を始めたのは今から4年ほど前。最近になって突然『ネットですごい反響がある』と人に言われて驚いた」――ブレインの原進之介執行役員はこう話す。 BakeryScanの開発が始まったのは2008年にさかのぼる。きっかけは、地元・兵庫県のパン店社長から相談を受けたことだった。 「人が足りなくて困っている。経験の浅い外国人スタッフでもレジ打ちや接客ができるようなシステムを作ってほしい」――。 だが、同社のパンに関する専門知識はゼロ。そこから待ち受けていたのは、約6年にわた

    「すごすぎる」――地方のパン屋が“AIレジ”で超絶進化 足かけ10年、たった20人の開発会社の苦労の物語
  • Google、バイナリ比較ツール「BinDiff」を無償提供

    Googleは3月18日、セキュリティ研究者やエンジニア向けのバイナリファイル比較ツール「BinDiff」を無償で公開すると発表した。 Googleによると、BinDiffでは異なるコードを比較して相違点や類似点を見つけ出せる。ベンダーのパッチで脆弱性が修正された部分を特定したり、同じバイナリの複数のバージョンを分析したりする目的で使われているという。 また、分析結果を1つのバイナリから別のバイナリに移転して分析の重複を防ぐことも可能。バイナリファイルの比較はx86、MIPS、ARM/AArch64、PowerPCなどのアーキテクチャに対応する。 Google社内ではBinDiffを利用してマルウェアの分類を行い、社内外のユーザー保護対策に役立ててきたという。 BinDiffはGoogleが2011年に買収したセキュリティ企業Zynamicsが提供していたツール。現行バージョンのBinD

    Google、バイナリ比較ツール「BinDiff」を無償提供
  • 人とコンピュータの論理的な対話実現へ テキスト解析で意見の根拠を示す技術、日立が開発

    日立製作所は7月22日、賛否が分かれる議題について、大量のテキストを解析し、肯定的・否定的な意見の根拠や理由を英語で提示する技術を、東北大学大学院の協力を得て開発したと発表した。 人とコンピュータの論理的な対話を可能とする人工知能の実現向けた基礎技術としており、将来、企業の文書や病院の電子カルテなどを解析し、業務を支援するデータや意見を生成するシステムへの応用が期待できるとしている。 人やコミュニティーにとって重要と考えられる健康や経済、治安などの「価値」に着目。多数の議題に対する賛成・反対の意見を登録したディベートのデータベースを基に、「健康」という価値に「運動」はポジティブ、「病気」に「肥満」はネガティブ――など、単語と価値の関連性を体系的にまとめた「価値体系辞書」を作成した。 大量のニュース記事を解析し、事象と価値の「相関関係データベース」も作成。「騒音が健康被害をもたらす」という記

    人とコンピュータの論理的な対話実現へ テキスト解析で意見の根拠を示す技術、日立が開発
    elephant1974
    elephant1974 2015/07/23
    論理的なだけのならprologで実現されているような。「合理的な対話」って言えば良かったのかな。と思ったが、ある価値の担い手ではない者が当の価値判断に基づいて対話するのは実践的合理性に反するか。
  • 配達の“遅れ”が少なくなる? 佐川急便の数年後

    配達の“遅れ”が少なくなる? 佐川急便の数年後:水曜インタビュー劇場(物流公演)(1/6 ページ) 街中を歩いていて、佐川急便のクルマをよく目にする。いや、ほぼ毎日見ているはずなのに、その光景が当たり前すぎて気づいていない人も多いだろう。それもそのはず、同社が1日で取り扱う荷物の数は400万~600万個にも達するからだ。 毎日、荷物を集めて、配達して……また荷物を集めて、配達して……。年間で換算すると、実に12億個。配達員が持つ端末と基幹システムの間には膨大なデータが飛び交うので、「担当者はさぞ大変だろうなあ」と想像がつく。実際、あまりにもデータが多いので「細かく分析することができなかった。よく分からない部分もあった」(同社)という。しかし、今の時代、それではいけない。これまで埋もれていた情報をなんとか活用することはできないかということで、2014年の春からビッグデータを格的に活用し始め

    配達の“遅れ”が少なくなる? 佐川急便の数年後
  • Moog Music、キース・エマーソンのモジュラー・システムを再現

    米Moog Musicは4月25日(現地時間)、同社の60周年を記念してキース・エマーソン氏のモジュラー・システムの復刻版を発表した。 Moogのモジュラー・システムは、名前の通り音源や変調などの機能ごとに設計された複数のモジュールを組み合わせて構築するシンセサイザー。エマーソン・レイク・アンド・パーマー(ELP)のキーボード奏者であるエマーソン氏は1970年に購入したモジュラー・システムを改造し、「Emarson Moog Modular」として数々のステージで演奏した。 復刻版制作にはエマーソン氏も協力し、3年をかけて1969年に制作したものと同じ様に手作りで構築した。エマーソン氏は24日に開催されたMoogの年次フェスティバルのステージでこのシステムで演奏した。リクエストがあれば販売するという。

    Moog Music、キース・エマーソンのモジュラー・システムを再現
  • 細かすぎて伝わりにくいTopCoderのコーディングスキル向上マジック

    細かすぎて伝わりにくいTopCoderのコーディングスキル向上マジック:最強最速アルゴリズマー養成講座(1/3 ページ) 競技プログラミングはレベルの高い人たちの集まり――そんな考えを持っている初心者の方、TopCoderはあなたのコーディングスキルを爆発的に高める魔法のような場です。今回は、初心者にこそお勧めしたいTopCoderの魅力について考えます。 教育的な観点から見るTopCoder 今回からTopCoderに関する実践的アルゴリズムを解説していく予定でしたが、序盤のうちに触れておきたいことがありましたので、今回の枕は“教育的視点から見るTopCoder”というテーマで少し書こうかと思います。 まず、最初に宣言しておきたいことは、この連載は初心者向きである、ということです。「どう考えても上級者向けだろう」という意見はたくさんの方から寄せられていますが、筆者は、まだプログラミングレ

    細かすぎて伝わりにくいTopCoderのコーディングスキル向上マジック
    elephant1974
    elephant1974 2009/12/05
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