両利きの経営(増補改訂版)―「二兎を追う」戦略が未来を切り拓くを読みました。自分の15年間の社会人経験は探索と深化が半々という感じだったこともあり、マネジメントに加えて現場の人間の感覚でも楽しく読むことができました。 この本の結論はとても単純で、おそらくA4用紙1枚にまとまると思います。また言っていることには特に驚きはないので、うんそりゃそうだよねという感想で自分が流してしまいそうだなという直感がありました。ので自分の言葉でまとめて記憶の定着を狙おうと思います。 両利きの経営、できなくて誰が困るのか 両利きの経営ができないとビジネスが先細ってやがて食えなくなる、それ自体は別に自然であり、悪いことでもないはずです。経営者としてはたまったものではないでしょうが、従業員は次の職場でまた深化を極めていくこともできるでしょう。 私が読み始めたころは自分がERPベンダ経験者ということもあり、潰れたらイ