Information On DemandからInsightに進化したIBMの進む方向 ところで今回のIBM Insight、昨年までの「IODC」こと、「Information On Demand Conference」という名称から変更されたものだ。本格的なビッグデータの時代になり、情報をいかに効率的に扱うかをテーマとしたものから、情報を活用し知見を得るというところにまでイベントの内容も進化。そこで名称も、洞察や知見という意味の「Insight」としたようだ。 実際に、昨年くらいからかなり重きを置いているのが「Watson」だ。クイズ番組で優勝したWatsonのイメージは人間のように考えるコンピュータというものがある。そのイメージを持ったまま、ビッグデータ関連のアナリティクス的な領域を、IBMではWatsonブランドに統合し始めているように見える。おそらく今回もWatsonに関連するセ