経団連の米倉弘昌会長は13日、仙台市を訪れ、東日本大震災後初めて被災地を視察した。がれきの山を目の当たりにした米倉会長は、「国はもっとリーダーシップを発揮し、早期救済に当たらねばならない」と述べ、迅速な復興と被災者支援に取り組むよう改めて求めた。 米倉会長は津波で打撃を受けた仙台塩釜港の高砂コンテナターミナルや近くの住宅地、キリンビール仙台工場を視察し、被害や復興状況の説明を受けた。震災から4カ月が経過してもがれきが積み上がっている現状を見て、「まずはがれきの処理。(政府は)スピードをあげないといけない」と注文した。 その後開いた東北経済連合会との懇談会には東北経済界の約300人が出席し、復興の道筋などについて意見交換した。米倉会長は懇談会後の会見で、再生可能エネルギー普及を重視するこれまでの菅直人首相の姿勢について、「復興に直接関係のないことで、中長期的なエネルギー政策は緊急的な対策では