写真提供/AFLO 不況まっただ中、労働環境は厳しい一方、給料が上がる気配はない。もっと儲かる仕事はないものか……というアナタのために割のいい仕事、つまり時給の高い仕事を調査してみた。取材に協力していただいたのは、公益財団法人日本生産性本部雇用システム研究センター上席主任研究員、東狐貴一さんだ。 「目立って時給が高いのは、やはり金融関係です。金融商品取引業・商品先物取引業が時給4510円、銀行業が時給3862円、保険業が3597円と続きます。商社は卸売業に分類され、時給は2938円。三菱商事などいわゆる大手の財閥系商社の給料は高いはずですが、中小企業なども含めるとあまり伸びない。意外なところでは、学校教育が高く、時給3891円。国公立学校の先生の給料は高めに設定されていて、私立もそれにならっています。自然科学研究所(3893円)、学術・開発研究機関(3887円)などの研究機関の給料が高い