■細野豪志・民主党幹事長 環太平洋経済連携協定(TPP)の日米合意に大きな危機感を感じている。恐らく米側は一番最初に自動車を守りたいと要求したでしょう。日本はそれに100点満点で応えた。だが、合意には日本の農業についてほとんど何も書いていない。医療なんて触れてもいない。日本は米側に自動車と保険というカードを2枚も切らされ、米側からは1枚もカードを切らせることなく合意がスタートしたと思う。安倍晋三首相は交渉に入ってから国益を実現すると言っているが、日本はもうカードがない。このような交渉力なら、さらにカードを切らされることすら否定できない。(水戸市内の講演で) 関連記事日本のTPP参加、米業界から歓迎声明 自動車は反対(4/13)TPPは危機かチャンスか 日米合意に現場の反応様々(4/12)安倍首相「TPPはまさに百年の計だ」 関係閣僚会議で(4/12)「5月15日を主権回復の日に」細野民主