政府は来年度の予算の大筋をきめました。毎年、年末にやっているのですが、去年は年末に選挙があったので1ヶ月おくれたわけです。総額で92兆6100億円で去年より少しへり、「国債の発行額が税金より少なくなった」と麻生財務相は胸をはっています。国債とは国の借金のことですが、これは数字のトリックです。 政府は今月、財政規模で13兆円の補正予算をくんだので、「15ヶ月予算」の合計額は105兆円をこえています。国債の発行額も来年度はへりますが、今年度にかけこみで発行するだけです。もともと今回の「補正」は来年度予算の先食いなので、選挙対策の目的はすでに達したのです。 ・・・といっても小学生にはわかりにくいと思いますが、こんな感じです:借金でボロボロのお店がつぶれて、別の人に買われました。もとのお店の借金は新しい主人に引き継がれるのですが、お店の改装前にめいっぱい借金して、新しい店は「借金がへった」と自慢し