タグ

戦史に関するemiladamasのブックマーク (258)

  • ドイツ軍の“伝説”は歪曲して語り継がれているーー軍事史研究者・大木毅が語る、巨大な空白を埋める意義

    ドイツ国防軍で最も有名な将軍と呼ばれたエルヴィン・ロンメル。その英雄像から生まれた数々の俗説を打破し、読者に新鮮な驚きを与えた『「砂漠の狐」ロンメル』(角川新書)。また、歴史に埋もれた戦場、いや地獄を我々の前によみがえらせ、「新書大賞2020」の大賞を受賞した『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』(岩波新書)。新書市場の話題を席捲している大木毅氏が、新刊『戦車将軍グデーリアン 「電撃戦」を演出した男』(角川新書)を上梓した。 第二次世界大戦下、ドイツ装甲集団を率いた将軍にして、「電撃戦」の生みの親とされ、連合軍からも名将とされたグデーリアン。書は、“伝説”となった戦車将軍の作られた仮面をはぎ、虚実を明らかにした一冊となっている。ロンメルと同様に、グデーリアンの研究もまた日では遅れ、とうに否定されている“伝説”が未だに独り歩きしているというのだ。なぜ、日ではかくも歴史が歪曲して語り継がれるのか? 

    ドイツ軍の“伝説”は歪曲して語り継がれているーー軍事史研究者・大木毅が語る、巨大な空白を埋める意義
  • YOUは何しにフィリピンへ? フォースXの大いなる徒労 : 那珂川の背後に国土なし!

    ひとつの艦隊を地球の裏側まで到達させることはそれだけでも困難な事業である。日露戦争におけるバルチック艦隊の苦難を見ればそれはよくわかる。成功させようと思えば物心両面で周到な準備が必要なのだ。しかし戦時にはそのような準備が用意できないこともままある。これは政治的理由によって準備もそこそこに地球を半周させられ、関わった誰もが何も得るものもなく終わったある艦隊のお話。 わずか2週間後にクライド河口に集結を完了した英海軍太平洋派遣部隊「フォースX」には、キングの要請にはないある要素が付け加えられていた。要請にあった6隻の揚陸艦のほかに揚陸指揮艦「ローシアン」(元貨客船「シティ・オブ・エディンバラ」)が7隻目の構成艦として加わり、さらに「ローシアン」のマストには2つ星の少将旗が掲げられていたのである。公文書には何ら触れられてはいないが、英海軍は明らかにフォースⅩをもとの要請にあった「共同訓練」を超え

    YOUは何しにフィリピンへ? フォースXの大いなる徒労 : 那珂川の背後に国土なし!
  • なつき戦史室 | 「シャーマン戦車はパンターに劣るのか?」

    「シャーマン戦車はパンターに劣るのか?」 ドイツ軍のパンター戦車はシャーマン戦車よりいくつかの技術的な点で優っている。低発光火薬、より強い砲、より強い装甲、より優れた照準器、より優れた沈下抵抗力、そしてより速く、より機動性が高い(注1)。 パンターG型(ウィキペディア・コモンズ) パンター戦車にかかわるには、ティーガーはともかく、パンターでさえシャーマンは1対1となると歯が立たない、パンターを1両仕留める間にシャーマン4両ないし5両が犠牲なったと、シャーマンに対し手厳しい評価を下している(注2)。 M4A1シャーマン(ウィキペディア・コモンズ) しかし実際の戦闘がすべて技術的なもので決まるとはかぎらない。1940年のフランス戦でまさにドイツ軍がそれを証明している。当にシャーマンがパンターを撃破するのに4-5両を必要としたのだろうか? 1944-5年西部戦線の戦車戦に関し、アメリカ軍によ

    emiladamas
    emiladamas 2015/01/01
    ”パンターを1両仕留める間にシャーマン4ないし5両が犠牲となった"などという伝説は、歴史的事実ではない”
  • 障害物を破砕せよ! ロケット戦車小話~カナダの装甲車・シャーマンチューリップ・向かいの建物からカチューシャ・アメリカ工兵戦車

    ロケット弾を装備した戦車についての小話を幾つか ・カナダ軍の60ポンドロケット付スタッグハウンド装甲車 ・英軍のシャーマンチューリップ ・(脇道)ベルリン戦の赤軍の「向かいの建物からカチューシャ」 ・アメリカ工兵戦車のロケット

    障害物を破砕せよ! ロケット戦車小話~カナダの装甲車・シャーマンチューリップ・向かいの建物からカチューシャ・アメリカ工兵戦車
  • 体験談の話

    洞窟修道院出張所 @okoshko28 天王星作戦に参加したソ連軍迫撃砲兵の回想を読んでいるのだけど、包囲環の完成直後、上層部からは「スターリングラードに閉じ込めたドイツ軍の数は4万」と説明されていた。ソ連側も数は足りていなかったので、兵の動揺を防ぐための措置であったらしい(後に上官たちが自らそう白状した)。

    体験談の話
    emiladamas
    emiladamas 2014/10/13
    兵士の体験談の話
  • 本当は『幸運艦』だったシャルンホルスト  ~"呪われた純白の幽霊不幸戦艦"の真実~ - Togetterまとめ

    こんぱすろーず @flowerclass 「シャルンホルストの呪い」というヨタの発祥は1950年代後半にアメリカで放送されていた怪談ラジオ番組の台として、UFOネタで有名だったオカルトライター、フランク・エドワーズがでっち上げたもの。それを怪奇実話作家・翻訳家の黒沼健が最初に紹介し、その後オカルト雑誌や雑学に(続) 2014-09-26 21:03:44 こんぱすろーず @flowerclass 転載されて次第に日でも広がっていったものと思われます。現在流布しているのはエドワーズのオリジナルに日独自の改変が大幅に加わったものです。オリジナルには(おそらく意図的に)これがホラ話であることを示すためにわかりやすい間違いが仕込んであったのですが(続) 2014-09-26 21:04:15 こんぱすろーず @flowerclass 現在のバージョンにはそれが含まれていません。オリジナルで

    本当は『幸運艦』だったシャルンホルスト  ~"呪われた純白の幽霊不幸戦艦"の真実~ - Togetterまとめ
  • くだらない悲劇 空母「グローリアス」の沈没 後篇 : 那珂川の背後に国土なし!

    (承前) 6.ガイ・ドイリー=ヒューズという男 戦争への予感が高まる1939年6月15日、「グローリアス」乗組員総員による心からの見送りを受けて、ラムリー・リスター艦長は退任していった。彼は艦隊航空隊の空軍から海軍への移管という難しい時期に艦を大過なくまとめた有能さと穏やかで明朗な人柄で誰からも好かれた男であった。リスターは翌年イタリア海軍を一撃で一時的な壊滅に追い込んだタラント港夜襲を指揮して一躍英雄となり、戦中は空母戦隊の指揮官としてさまざまな戦域で活躍することになる。 士官たちはリスターの後任の着任を不安な面持ちで待っていた。その男は航空畑の人間ではないためほとんどの士官にはなじみがなく、第一次大戦の英雄、有能だが気難しく仕えがたい男、そのような断片的な評判が漏れ伝わってくるだけであった。リスターが実に仕事のしやすい上司であった分、後任者にその様な評判があることは気がかりな点である。

    くだらない悲劇 空母「グローリアス」の沈没 後篇 : 那珂川の背後に国土なし!
  • 戦車小話~増加装甲付BT-7の重量がよくわからない

    えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman 満州進行時のソ連戦車とな……確かソ連側の8月時点の極東における稼働戦車リストだと、T-28は一両も含まれてなかったような気がする。ヴァレンタインとかシャーマンはそこそこの数がいたような記憶だけども 2014-09-19 11:40:39 えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman あと極東の変り種戦車としては、増加装甲付BTなんてのもいた可能性があるらしく。41年頃に作られたやつとは(多分)別のものが1944年にもなって試験されていて、これが「極東では実用に耐え得る」と判定されているようなのです。試験後に実際この改修が行われたのかは不明だけども 2014-09-19 11:48:06 えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman 41年秋の増加装甲付BTはかなり大掛かりなもので、前面装甲は15〜22m

    戦車小話~増加装甲付BT-7の重量がよくわからない
  • くだらない悲劇 空母「グローリアス」の沈没 前篇 : 那珂川の背後に国土なし!

    歴史的記録は不完全であることを宿命づけられている。個々の人間の行動をすべて記録することは不可能だ。たとえ何らかの革新によって外形的な行動が記録可能になったとしても、その意図までは、当事者が記録に残そうとしない限り残らない。歴史を研究しようとする者は飛び石のように残っている記録を慎重につなぎ合わせて行動と意図を再構成しようと挑む。当事者の述懐や文書に、その行動の意図が説明されている場合そのプロセスは省略できる…とは限らない。個人も組織も等しく、ときに大胆なまでの嘘をつくのだ。その嘘には秘密を守るためであったり、現在の外交関係を損なわないためといった理由でやむを得ずつかれるものもある。が、それと同じくらい、いやより多くは単にある個人や組織自体の面子を守るためにつかれるものである。軍隊はとりわけ威信・面子にこだわる官僚組織であってその例外ではない。何かまずい事態が起こったとき、起こった出来事自体

    くだらない悲劇 空母「グローリアス」の沈没 前篇 : 那珂川の背後に国土なし!
  • 機関砲小話~対戦車火器としての37mm M4航空機関砲

    P-39等の米軍戦闘機が搭載していたオールズモビル 37mm M4機関砲。これはあくまで航空機を標的とした装備とされていますが、では仮に対戦車火器として見るとどうなんでしょう?

    機関砲小話~対戦車火器としての37mm M4航空機関砲
  • 【艦これから史実へ】「霧島、サウスダコタをボコる」の真実

    第三次ソロモン海戦第二夜戦、「霧島」は「愛宕」「高雄」と共に米戦艦「サウスダコタ」と殴り合い多数の命中弾を与え撃破、しかしそれを囮に接近した「ワシントン」の16インチ弾多数を浴び沈没…「艦これ」のおかげで最近よく話題に上るストーリーです。 が、それって実際のところどうだったの? 「サウスダコタ」は「霧島」からの命中弾で全主砲使用不能に陥ったよ・いやしかし「霧島」が当てた主砲弾は実はたった一発だけだよ・むしろ重巡の方が頑張ってたよ…等これまで定説として語られてきましたが、実際「サウスダコタ」はどれくらいボコられたのか? 続きを読む

    【艦これから史実へ】「霧島、サウスダコタをボコる」の真実
  • 「メトックス」をめぐる幻影 : 那珂川の背後に国土なし!

    ※動画から来られた方へ ブログ記事のアップデート版がこちらの電子書籍に収録されています。 『不都合な戦場:戦争をめぐる齟齬と失敗の話』 さまざまな関連情報や図版も追加してよりわかりやすくなっておりますので、なるべくこちらをご参照されることをお勧めします。 乏しい情報、相互の関連が不明確な事実の断片をつなぎ合わせて全体像を描き出す、そのような作業に最も必要とされる能力は、断片をつなぎ合わせる糊としての、また断片同士の間隙を埋める充填剤としての想像力であろう。豊かな想像力に裏打ちされた推論は一見関係の無いように見える事実と事実の間に思ってもみなかったような関連を見出し、物事の隠れた側面を引出し、認識することの難しい全体像を鮮やかに照らし出して見せる。しかし想像力は基的に直感の世界に属する能力であって、常に論理的・実証的な目で振り返り検証する姿勢を欠けば、それは暴走して実は関連の存在しなかっ

    「メトックス」をめぐる幻影 : 那珂川の背後に国土なし!
    emiladamas
    emiladamas 2014/09/01
    ”日本では英海軍が実際に「メトックス」の電波を追尾してUボートを沈めた、さらには米海軍も同様の手法で日本海軍の潜水艦を探知していた、と事実と異なる認識がなされている”
  • イタリア潜水艦「バルバリーゴ」始末記 : 那珂川の背後に国土なし!

    グロッシ艦長のかくも素晴らしき大西洋戦記 戦場で「幻の戦果」が生まれることは珍しいことではない。日の戦史マニアなら台湾沖航空戦の「大戦果」というのちの戦局にまで影響を与えてしまった例をよく知っているだろう。そういった「幻の戦果」の多くは錯綜した戦場における不可避的な錯誤や、自分たちの払った犠牲や努力が無駄ではなかったと思いたいという希望的観測を原因とするものであるが、中には意図的な虚偽が疑われるものもある。今回取り上げるのはそのような虚偽報告の中でも、でっち上げた戦果によって政治的象徴に祭り上げられ、後世まで他人を巻き込んでいろいろたたることになったあるイタリア人ほら吹き艦長の物語。 グロッシ中佐 胸元の騎士十字章に注目 1942年5月20日午前2時45分、グロッシ(当時少佐)の指揮する潜水艦「バルバリーゴ」(マルチェッロ級・1030トン)は、ブラジル・ナタール州北部のサン・ロケ岬を浮上

    イタリア潜水艦「バルバリーゴ」始末記 : 那珂川の背後に国土なし!
  • 英海軍情報部の人事慣行 主計科が配属されるのは軽視の現れ? : 那珂川の背後に国土なし!

    夏コミで頒布した『「大西洋の戦い」文献ガイド』の第3章では「情報戦」を取り上げた。この中で第1次大戦期まで英海軍の情報部に配属されるのは基的に主計科(Paymaster)の将校であったこと、また第2次大戦においてもその「神経中枢」だった作戦情報センター(OIC)の要員にも主計科出身者が目立つことを紹介し、同時に日海軍が情報を軽視していたことの証拠として海上勤務不適者が情報関係の部署に配属されたことを挙げるのは、日海軍に特異な慣行ではなかった可能性があるので不適切なのではないか、と書いた。 それ以上は文献ガイドという主旨から外れるので掘り下げなかったのであるが、以下少々推測に頼ったものになるが英海軍情報部の人事について。 しかしその後通信手段の発達によって、「情報」は平時に地道に蓄積するだけのものではなく、作戦行動に直接活用できるオペレーショナル・インテリジェンスの可能性が開かれ、情報

    英海軍情報部の人事慣行 主計科が配属されるのは軽視の現れ? : 那珂川の背後に国土なし!
    emiladamas
    emiladamas 2014/08/18
    ”結論から言って、情報部に主計科が回されるのは、軽視重視という文脈ではなくて官僚機構の人事慣行の固定性という観点からの説明が妥当ではないか”
  • 軍レベルの指揮 -ビルマにおけるスリム将軍と第 14 軍-

  • 「ソヴィエト連邦から見た「大西洋の戦い」」 : 那珂川の背後に国土なし!

    スキッドの開発史をやるやるといいながらまた横道にそれてしまうのだが、今回はHowarth&Law, Battle of the Atlantic 1939-1945,(Naval Inst.Press, 1994)に「ソヴィエトから見た「大西洋の戦い」」という興味深い小論が載っていたので紹介する(31. The Soviet View, N.V.Naumov)。著者はモスクワ大学助教授のニコライ・ナウーモフ(当時)。その主題は大戦中の出来事ではなく「大西洋の戦いは戦後のソ連歴史学界でどのような扱いを受けてきたか」というもの。直接ソ連・東部戦線との連関が薄かったこともあって戦時中はその存在自体がほとんど知られていなかった(「プラウダ」をはじめ新聞記事での言及はあったが散発的なもの)。 1946-48年ごろに「モルスコイ・スボルニク」(ソ連海軍機関誌)の誌上にいくつかその概略を紹介する記事が出

    「ソヴィエト連邦から見た「大西洋の戦い」」 : 那珂川の背後に国土なし!
    emiladamas
    emiladamas 2014/07/22
    ”このような状況を「東側の特殊性」のなかに押し込めて理解してしまうよりは、第2次大戦のような複雑な事象を伝統的な一国史の範疇で扱うことの限界、というより普遍的な問題を考えてみるべきではないかと考える”
  • 第二次大戦英海軍の護衛空母、その運用

    こんぱすろーず @flowerclass 以前連合軍陸上機による潜水艦撃沈が281隻に対して艦載機によるものは52.5隻にとどまっていることから、護衛空母は対潜航空護衛の主力とは言えないと指摘したところ、護衛空母搭載機の役割は敵潜水艦の充電妨害などであるから単純に撃沈数を比較しても意味がないと反論を受けた。

    第二次大戦英海軍の護衛空母、その運用
  • 壕野一廻 on Twitter: "よりによってベッキーさんが第一次大戦ものの新書を出すと聞いて卒倒してる。つらい……。"

    よりによってベッキーさんが第一次大戦ものの新書を出すと聞いて卒倒してる。つらい……。

    壕野一廻 on Twitter: "よりによってベッキーさんが第一次大戦ものの新書を出すと聞いて卒倒してる。つらい……。"
  • ヘッジホッグ、その運用 : 那珂川の背後に国土なし!

    さて、理論的には爆雷よりはるかに優れた兵器となるはずのヘッジホッグについて当然ながら英海軍は高い期待を抱き、生産と配備を急速に進めた。改修を終えた艦は1942年末ですでに100隻を超え、1943年6月には当時北大西洋にあった60隻のリバー級フリゲートのうち40隻、120隻のフラワー級コルベットのうち約70隻、30隻の艦隊駆逐艦のうち14隻と実に6割を超える艦が装備を完了していた(Ireland, 2003,pp94およびFriedman,2006,pp138-139)。1942年11月8日には駆逐艦「ウェストコット」がヘッジホッグを使用して初の潜水艦撃沈を記録した(ヴィシーフランス海軍の「アクテオン」)。 ところが、当初ヘッジホッグはその期待に副うような結果を残すことができなかった。1943年を通じてヘッジホッグの攻撃成功率は8%をわずかに上回る程度で推移した。理論的期待値の1/4、爆雷の

    ヘッジホッグ、その運用 : 那珂川の背後に国土なし!
    emiladamas
    emiladamas 2014/07/08
    マニュアルは存在したがとても手法を標準化した「教範」と呼べるものとは言えず、現場の艦長たちはみずから、爆雷とは原理的に全く違う新兵器の有効な攻撃手法を、しかも実戦を戦いながら編み出していかねばならない
  • ヘッジホッグの優位性とは何か : 那珂川の背後に国土なし!

    艦これに実装される次の新装備としてヘッジホッグを望む声があるようだが、ヘッジホッグをはじめとする装備艦の前方に対して発射する、いわゆる前投式対潜兵器が、どこがどのように既存の爆雷より優れていたのかについては意外と知られていないようだ。どうも多連装という見た目に引っ張られて、ゲームの全体攻撃魔法や陸のMLRSのような「広い範囲を一気に攻撃するからすごい」兵器である、という印象を持つ人が少なくないらしい。「ゲームなら敵陣営の潜水艦が一発で全滅するような効果」という発言を見たときは目が点になった。節子、それヘッジホッグやない、核爆雷や。 実際にはまったく逆の発想から生まれた兵器である。それまでは「大体このあたりにいる」といったアバウトな照準の付け方しかできなかった潜航する潜水艦への攻撃に、「ピンポイントの精密攻撃」という概念を持ち込んだものだったのである。 1.アスディック(アクティブソナー)と

    ヘッジホッグの優位性とは何か : 那珂川の背後に国土なし!