第195特別国会は17日午後、衆参両院の本会議で安倍晋三首相が所信表明演説を行った。首相は、緊迫する北朝鮮情勢と急速に進む少子高齢化について「国難とも呼ぶべき課題」と位置づけ、与野党に「建設的な議論を行いながら、国民のための政策を共に前に進めていこう」と呼びかけた。 首相は演説で、ミサイル・核実験を繰り返す北朝鮮の脅威に対し「あらゆる事態に備え、強固な日米同盟の下、具体的行動を取っていく。ミサイル防衛体制をはじめとする防衛力を強化し、国民の命と平和な暮らしを守るため最善を尽くす」と強調。核・ミサイル、拉致問題の解決にも強い決意を示し、「北朝鮮にその政策を変更させなければならない。そのために国際社会とともに、圧力を一層強化していく」と訴えた。 少子高齢化対策に関しては、12月に新しい経済政策パッケージを策定し、「生産性革命」と「人づくり革命」の断行する決意を改めて表明した。また、「人生百年時
![安倍晋三首相所信表明 「国難」立ち向かうため 建設的議論を与野党に呼びかけ(1/2ページ)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9d9724eeaed1d897f5a1368c1cec110a7b76f049/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fcommon%2Fimages%2Fogp_politics-policy.jpg)