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ブックマーク / shinka3.exblog.jp (7)

  • 大学公式ページでのGoogleMap禁止令と彩雲 | 5号館を出て

    便利なので大学のホーム・ページなどでもアクセス情報にGoogleMapなどを使っているところが増えてきています。 ところが、今日そうしたホーム・ページなどで「領土等が正しく表示されていない地図」を使っている場合には「利用を停止し,PDFに差し替えるなどして正しい地図情報を掲載願います」というお触れが回ってきました。 一瞬なんのことか意味がわからなかったのですが、添付されていた国土地理院の資料「領土等が正しく 領土等が正しく 領土等が正しく 表示 されてい されてい されてい ない地図の例 ない地図の例」を見て、疑問は氷解しました。 南や北でロシア韓国中国と領土問題が生じている地域に関して、日が主張している領土をそのまま表記していない地図は「正しくない地図」として使うことを中止するようにとの勧告のようです。 GoogleMapなどで大学周辺の地図を表示している場合には、表示領域をどんど

    大学公式ページでのGoogleMap禁止令と彩雲 | 5号館を出て
  • 爪が残っていればヒトでも指は再生する | 5号館を出て

    今日発表されたNatureのオンライン版に、弘前大学出身で北大の私の研究室で博士号を取得、今はニューヨーク大学でポスドクをしている武尾真君を筆頭著者とする論文が出ています。 Nature Newsにも取り上げられているので、かなり注目度の高い論文です。 How nails regenerate lost fingertips Study of mouse toes reveals pathways that could offer clues for regenerating human limbs. 現象自体は研究者には結構知られていることなのだそうで、実験に使われたマウスと同じようにヒトでも指先を切断するような事故にあったとしても、爪がある程度残っていれば指先は「完全に」再生することが知られていたようです。 なんだ、それなら度々日テレビに登場し、BBCでも大々的に取り上げられたニュ

    爪が残っていればヒトでも指は再生する | 5号館を出て
  • 今回の地震の特殊性 | 5号館を出て

    非常に広い範囲で震央が次々と移動しながら連続して地震が起きています。東京や千葉で大きな被害が出ているのは、東北沖ではなく意外と違うところでも大きな地震が起きているからでしょうか。私が無知だからだけかもしれませんが、こんなに広い地域を震源とする大きな地震が次々と起こった例は初めて知りました。 ものすごく不気味です。 14時46分の最初の巨大地震です。(すべてのデータは気象庁の地震情報ページのものです。)

    今回の地震の特殊性 | 5号館を出て
    emiladamas
    emiladamas 2011/03/12
    余震を含めた今回の地震の震央の位置について。
  • 小さなミジンコの小さなゲノムにたくさんの遺伝子 | 5号館を出て

    これが世界中にいるミジンコ(Daphnia pulex)です。当研究室のN木さんが、ポプラ並木の横の池から取ってきて、今でも継代飼育されているものです。 先週のサイエンス誌に発表されたこのミジンコのゲノム解読論文では、わずか200メガ塩基対しかないゲノムサイズの中になんと31000ほどもの遺伝子があるという驚きの発表がありました。ヒトのゲノムサイズは3ギガ(3000メガ)塩基対(合ってるかな?)もあるにもかかわらず、その遺伝子は23000くらいと見積もられていますので、ジャンクDNAだらけと言われるヒトのゲノムに比べると、ミジンコのゲノムは「遺伝子だらけ」ということになります。 これがサイエンスに載った論文の冒頭ですが、実際にミジンコの遺伝子解析には、ここに挙がっている著者だけではなくおよそ450名の科学者が協力したということです。 この論文の中に載っている遺伝子の数を比べた棒グラフです。

    小さなミジンコの小さなゲノムにたくさんの遺伝子 | 5号館を出て
  • 予算がない時にあきらめられるものとあきらめてはいけないもの | 5号館を出て

    なんだかんだ言っても、そこそこコンピューターを使いこなすことのできる人が多いネット周辺には、「科学」の重要性を理解している人が多いと思いますので、そこで今回仕分けされてしまった科学技術関係予算の減額に対する失望感が高いように見えてしまいがちなのですが、おそらく世論調査をしてみればあの「査定」には賛成する国民の数の方が、大型研究予算を温存するという意見よりははるかに多くなるのではないかと感じています。 民主党には、自民党(自公政権)の推し進めていた科学技術政策に対する反発があり、いわゆる彼らの科学技術政策の目玉だったものをつぶしてしまいたいという気持ちがあるのかもしれません。しかし、たとえそういう深層心理があったとしても、今回の仕分けにおいては膨大にふくれあがった国家予算の削減という「大義名分」があり、あの程度のせこい仕分けではほとんど意味のある削減にはならないとしても、たとえ1億円でもいい

    予算がない時にあきらめられるものとあきらめてはいけないもの | 5号館を出て
  • サリドマイドで手足の奇形が生じるメカニズム | 5号館を出て

    でサリドマイドが妊婦のつわりや不眠症の改善のために販売され始めたのが1858年で、1959年頃から手足に奇形を持つ新生児の報告がみられるようになりました。1962年に回収されましたが、報告された被害者は309人です。サリドマイドは西ドイツで開発され、1957年から販売されましたが、1961年に回収されるまでに使用された薬剤の影響で3049人もの被害者が出ています。アメリカでは、治験段階で数名の被害者が出ただけだそうです(ここまで、Wikipediaの情報)。 Wikipediaでは30%の死産を含めて、サリドマイドの被害者総数はおよそ5800人と書いてありますが、naturenewsによれば、被害者は10000人近いとなっています。 naturenews: How thalidomide makes its mark (サリドマイドはどうやって効果をあらわすのか) このニュースにあるよ

    サリドマイドで手足の奇形が生じるメカニズム | 5号館を出て
  • ありそうもない化石が掘り出された | 5号館を出て

    動物の化石というと、恐竜を筆頭に脊椎動物の骨の化石やサンゴの骨格や貝殻などのようにカルシウムなどを含む硬い組織だけが(もちろん他の鉱物などに置換されることも多いのですが)保存されるのが普通です。しかしながら、そうした硬い組織を含まないものでも「幸運」が重なると何千万年、何億年も残ることがあります。タコの化石はそうしたものの中でも特に保存されにくいものと考えられており、中生代以前のタコの化石は現在に至るまでたった1例しか報告がありません。しかも、それは100年以上前の1896年のものです。 古生物学の専門誌 Palaeontology の最新号に載った論文には、そんな珍しいはずのタコの化石がレバノンの石灰石の中から一気に5匹分も発見され、そのうち3種が新種として報告されています。9500万年前の地層に埋まっていたこれらのタコは、現存のタコとほとんど同じ吸盤のある8足という姿形をしており、墨

    ありそうもない化石が掘り出された | 5号館を出て
    emiladamas
    emiladamas 2009/03/25
    たこルカ好きのあの人向けかな?それにしても分かりやすい、イグアノドンの化石とはえらい違い。/レバノンなのか。
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