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ブックマーク / susahadeth52623.hatenablog.com (14)

  • 日常が非日常になる時 この世界の片隅に - The Spirit in the Bottle

    今年は奇跡的な邦画の当たり年だそうで、「シン・ゴジラ」がヒットしたと思ったら次はアニメ映画「君の名は。」がそれを越える大ヒット。この2つは夏公開なのに今も上映が続いてますね。もちろん例年邦画のヒット作はあるのだけれど、ここまでロングランになったのって体感的には「もののけ姫」以来かも。他にも「貞子VS伽椰子」や「聲の形」などもヒットしているみたいです。 ただ、残念なことに個人的にはあんまりその勢いには乗れずちょっとひねくれた状態が続いています。「シン・ゴジラ」は僕も劇場に観に行って面白かったけれど、応援上映とかああいうノリには至らず。というか僕はあの作品、登場人物で人類側には全く興味が湧かなかったんですよね。なのでゴジラの暴れぶりは観たいけれど人間ドラマに歓声を上げる見方は全くできなかった。「聲の形」は原作漫画は連載で読んではいたけど、アニメで観たいとは思わなかった。「貞子VS伽椰子」に至っ

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  • 異形から生まれたさらなる異形 シン・ゴジラ - The Spirit in the Bottle

    思えば去年の今頃は映画「進撃の巨人」の記事が自ブログ史上かつてないバズり方をして畏れ慄いていたのであった。なんとなくブログの更新頻度が遅くなり色々と低温火傷のような感じで自分にも影響を与えていたのである。あれから一年。その実写版「進撃の巨人」のスタッフとキャストの多くがそのままスライドして制作した映画「シン・ゴジラ」を鑑賞。いや実際のところはどうするか迷ったんですよ。監督は樋口真嗣だし(特技監督としては信用している)。でもやっぱりゴジラの新作といえば観に行かないわけにはいかないのであった。 物語 海上保安庁が東京湾で乗員の消えた船を発見。ほぼ同時に大量の水蒸気が東京湾から噴出、アクアラインでも崩落事故が起きた。政府は事故の解明と対策を急ぐが原因が未知の巨大生物の存在である可能性が浮上。間もなくその巨大生物が東京都に上陸する。 その巨大生物は這いずるように都市を蹂躙するがやがて二足歩行に変化

    異形から生まれたさらなる異形 シン・ゴジラ - The Spirit in the Bottle
  • シェルターとゴーレム 10クローバーフィールド・レーン - The Spirit in the Bottle

    ここしばらくブログも更新せず何をしていたかというと、5月下旬はずっと「銀河英雄伝説」のOVA(全110話)を第1話から見なおしていて、6月に入ってからは、なぜか急にドラゴンクエストがやりたくなって、DS版の「ドラゴンクエスト5」を引っ張り出してきて遊んでいたりしていたのであります。ちなみに「銀河英雄伝説」は中学の時に知ってから、なぜか定期テスト前の切羽詰まった時になると原作を第一巻から読み直す、という事があって、今回は原作でこそなかったけれど、その時の現実逃避に近い感覚だったのかも。ドラクエ5もそれに近いものがあって、幼少期から結婚、双子の子供とのヴァーチャルな生活を現実逃避して楽しんでおりました。ちなみにDS版の「ドラクエ5」はプレイ3周目なので、花嫁はデブラです*1。そして、ドラクエ5をクリアした後はそのままドラクエ熱が持続してしまい、今のところオンラインゲームである「ドラクエX」以外

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  • サイコパスがブラック企業を築くまで ナイトクローラー - The Spirit in the Bottle

    アイドリング!!!武道館からはや2週間。未だその余韻で生きているスーです。もう映画が全然見れていないし、アウトプットもできてません。とりあえず絶対観たい映画は幾つかあるのでそれは観るとしてこの年末映画観賞はちょっと控えめになるかなあ。 とりあえずしばらくは9月に観た映画の感想を連投したいと思います。まずはもう殆ど終わっているのかな?ジェイク・ギレンホール主演「ナイトクローラー」から。 物語 ロサンゼルスに住む若者ルーは窃盗とそれを売って糊口をしのぐ毎日。ある時交通事故現場に遭遇した彼はいち早くその現場に駆けつけ映像を撮る集団と出会う。彼らに触発され盗んだロードバイクを売った金で無線とカメラを買ったルーは警察無線を傍受し事故現場へ。素人ならではの図々しさで被害者のアップを撮ったルーの映像は技術的には未熟なもののTVのニュース番組の責任者ニナに評価され映像を買ってもらうことに。これぞ天職!ルー

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  • オール・ユー・ニード・イズ・トム オール・ユー・ニード・イズ・キル - The Spirit in the Bottle

    実録映画3連続、マーベル映画3連続、史劇3連続となぜか同系統の映画を続けて観る、ということが続いているけれど、そういうテーマ縛りで言うとこの夏はズバリ「日発」。もちろん代表は「GODZILLA」であるがそれ以外にも日のトイが原点である「トランスフォーマー」の最新作「トランスフォーマー ロストエイジ」、日の原作漫画韓国で見事に映画化して今度はそのリメイク作であるという「オールド・ボーイ」などが続く。 その先発隊とでも言えるのが「日原作 トム・クルーズ主演」をキャッチコピーにした「オール・ユー・ニード・イズ・キル」である。ダグ・リーマン監督のトム・クルーズ最新作「オール・ユー・ニード・イズ・キル」を観賞。 物語 近未来の地球。ギタイと呼ばれる謎のエイリアンによる侵略が進行している。ヨーロッパはほぼギタイの勢力下に陥っている。アメリカ軍に所属する軍の広報官ウィリアム・ケイジ少佐は元々広

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  • ゴジラ それは今なお色褪せず我々にのしかかる  - The Spirit in the Bottle

    今年は記念すべき初代「ゴジラ」の公開された1954年から60周年。7月には新しいハリウッド版の「GDZILLA」も日公開!すでにアメリカ国含む世界中で大ヒット高評価を受けているようで僕も楽しみである。日でも新作こそないがイベントはたくさんあるようでCSなどではシリーズ一挙放送だとかをやっている。そして最新作の前にまずはその原点、ということでリマスターされた初代ゴジラがリバイバル公開され、僕も早速観に行ったのだだった。通常千円のところ「GODZILLA」の前売り券提示で500円!「ゴジラ」を鑑賞。 とはいっても、僕はもちろんこの作品は鑑賞済み。怪獣映画はシリーズで馴染みが深いのはTV放送が多かった「ガメラ」シリーズの方なのだが*1、やはり初代は特別で僕はこれだけは初見を劇場で!と決めていた。それが叶うのは高校の時だったのだが(「ゴジラVSメカゴジラ」あたりの時に地元の映画館が上映してい

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  • 青と赤、点と面 スカイライン -征服- - The Spirit in the Bottle

    大体地球侵略にやってくる宇宙人というのは大雑把に2種類あって、一つは怪獣連れてきて暴れさせたり、しまいにゃ宇宙人自ら怪獣化して地道に破壊活動するタイプと宇宙母船に戦闘機を大量に搭載して一気に攻めるタイプだ。大体TVの宇宙人なんかは前者が多い。まあウルトラマンに出てくる侵略宇宙人は個人経営だったりするので物量がないのかもしれないがスーパー戦隊の宇宙人なんかは第一話は全面攻撃してきたりするのに次からは毎回怪人を送り込む戦力の逐次投入。今やってる「海賊戦隊ゴーカイジャー」も最初は大艦隊で攻めてきたのに、そして今も大艦隊で来てるのに怪人(行動隊長)を一人づつしか送り込まないし。 で、今回出てきた「スカイライン星人(便宜上こう名づける)」はその侵略計画は点と面の中間を行っていると思われる。話題の映画「スカイライン-征服-」を観た。今年の夏は地球侵略が大流行する予定だがその第一弾とでも言うべき作品*1

    青と赤、点と面 スカイライン -征服- - The Spirit in the Bottle
    emiladamas
    emiladamas 2014/05/03
    ラストシーン自体はともかく、最後の静止画は何なのかと
  • 美と業の世界 利休にたずねよ - The Spirit in the Bottle

    年末年始はなんとなく普通の映画より、文芸大作や史劇の類を見たくなるのは僕だけだろうか。去年はそういうわけで「レ・ミゼラブル」を大晦日まで取って置いたし自宅では「大脱走」とかを見ていた。この年末年始はあんまりそういう史劇的な大作がないなあ、などと思っていたのだが、なんとかその替わりとなるような重厚な歴史映画を観ることができた。日の茶道のパイオニア千利休を描いた「利休にたずねよ」を観賞。ちなみに大晦日に観た劇場納めの作品は「ハンガー・ゲーム2」でした(吹替で二回目) 物語は天正19年(1591年)の秀吉の命令による利休の切腹直前から始まり、そこから前半は利休が信長に取り立てられ、やがて天下人となった秀吉の元、絶大な権威を誇るもやがて秀吉の勘気に触れ自害に追い込まれるまでを描く。再び現在(天正19年)に戻り、今度は更にさかのぼり利休の青年時代のある出来事を描く。 なんどか書いているが僕は日

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  • ハリウッドの見せた日本的死生観 47RONIN - The Spirit in the Bottle

    元禄14年3月14日(1701年4月21日)、江戸城殿中に置いて赤穂藩主浅野長矩が高家旗吉良上野介義央に対して刀を抜き刃傷に及んだ。浅野長矩は直ちに切腹、赤穂藩は改易となる。翌元禄15年12月14日(1703年1月30日)赤穂家の藩士ら47名が江戸の吉良屋敷に討ち入り主君の敵として吉良上野介を殺害する。世に言う「元禄赤穂事件」である。 一般には「忠臣蔵」として呼ばれるこの事件事件が起きた直後から日人の心に響いたのか歌舞伎や人形浄瑠璃、現代に及んでドラマや映画で今も日の冬の風物詩となっている。かのセオドア・ルーズベルト大統領もこの忠臣蔵に関するを読んで親日家となったと言われる(もっとも日露戦争後には露骨な日の領土獲得欲に野望を感じたのか日を警戒していたようだが)。 明らかに「狂気の物語」。当時から赤穂浪士たちは同情を集めたが法に照らせば当時から彼らはテロリストだった*1。 僕も

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    emiladamas
    emiladamas 2013/12/31
    日本でアーサー王とかローランの歌の映画を作るのもありか、いや無理か・・・
  • 新世紀の「エイリアン・ネイション」 第9地区 - The Spirit in the Bottle

    映画を観るときに事前に準備することといえば、徹底的に情報を収集して備えるか、逆に可能な限り情報を遮断して挑むかのどちらかである。原作物やシリーズ物なんかは情報を知っておくことが多いが、たまに 「これはなるべくまっさらな状態で観よう!」 と心に決める作品がある。今回観た「第9地区」もそういった作品の一つで去年の夏頃最初の情報を聞いて以来 「これは凄い作品だ!」 と確信し、それ以来見たい読みたい欲求と戦いながら待ち望んでいた。まあ、とはいえこのご時世いやでも情報は入ってくるけどなるべく読まないようにしていた。で、僕が知っていた情報はピーター・ジャクソンが新人(ニール・ブロムカンプ、南ア出身)の監督をプロデュースし物語は、 「南アフリカに宇宙船が不時着、難民キャンプと化した異星人居留区「第9地区」を巡る物語」 と言う感じだった。ピーター・ジャクソンが製作総指揮というのも期待感を煽った。そしてそれ

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  • トラとオデッセイ ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日 - The Spirit in the Bottle

    Tyger! Tyger! burning bright, In the forests of the night, What immortal hand or eye Could frame thy fearful symmetry? 虎よ! 虎よ! あかあかと燃える 闇くろぐろの 夜の森に どんな不死の手 または目が おまえの怖ろしい均整を つくり得たか? ( 『ブレイク詩集』/ 寿岳文章 訳(世界の詩55・弥生書房)) 幻視系の詩人、画家であるウィリアム・ブレイク(1757-1827)は「虎」という詩の中でなぜ神が虎のような相手を殺すことにのみ特化した生物を創りたもうたのか、と問うた。ここで言う虎は敬虔なキリスト者の象徴でもある羊と対象になっている。同じネコ科の巨大肉獣であるライオンが百獣の王と讃えられるのに対してトラは孤独な暗殺者のように扱われる。草原で群れをなし、(雄ライオン

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  • 「猿の惑星 創世記」の黙示録 - The Spirit in the Bottle

    注意! 今回、「猿の惑星 創世記」の記事を書く前に旧シリーズを通しての記事をアップする予定でしたが、当方の怠慢により公開前にアップすることが出来ませんでした。また当然のようにパンフレット、その他で旧シリーズについての紹介はなされているので、こちらでは独立した記事にすることを諦め大幅に記事を削除し、前フリとして再利用しています。なので!いつにもまして前フリが長いです。その点をご容赦ください。 そしてばっちりネタバレです。 ゴリラの発見 古代カルタゴの航海者ハンノは紀元前480年ごろ西アフリカのとある場所で毛深いゴリライと呼ばれる部族と遭遇した。ハンノは部族の女の皮をはいで持ち帰ったという。 2300年後西アフリカで新種の類人猿と思われる頭骨がハンノの逸話にちなみ「ゴリラ」と命名される。長いことゴリラは未知の生物であった。 ゴリラを含めた類人猿は人間に近い頭のいい動物、というイメージの一方、そ

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  • 日本国since1945 - The Spirit in the Bottle

    えー、昨日は「建国記念の日」だそうで、雪が降って大変だなーぐらいしか思わなかったけど。この日は元々は戦前の「紀元節」でした。紀元節は戦後すぐに廃止されたのですが、1967年に現在の「建国記念の日」として同じ日が選ばれました。 さて、この手の記念日になると変な人が出てくるもので、こんなのが話題になってました。 Twitter / @竹田恒泰: もし僕が歴史教科書の巻頭言を書くなら「我が国は、建国から2671年の歴史を持つ、現存する国家の中で世界最古の国家である。しかも、民間人が戦争の攻撃対象になったことはなく、悠久の平和のなかで比類なき文化を築いてきた。君たちには、夢と志を持つ日歴史を学んでもらおう」 とりあえず僕が歴史の教師だったらざっと見ただけで零点確実なんだけど、一応一つずつ見ていく。 我が国は、建国から2671年の歴史を持つ、現存する国家の中で世界最古の国家である。 僕は何度か書

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  • 凄い頭の悪そうな広告見つけた - The Spirit in the Bottle

    「どーよ」と言われても… タバコを吸うと脳筋になるみたいですよ。 何だろう、これを見てタバコにプラスイメージを持つ人がいるとは思えないんだが。身体にも頭にも悪そうな広告。 僕自身はタバコは吸わない。別にそれほど健康に気を使ってるわけではないので、友人がタバコを吸う時は別に一緒に喫煙席でも構わないのだが(服に臭いが付くのが嫌だが)何故かタバコを吸う人は「タバコを吸う俺、偉い!」みたいな人が多いのが嫌なんだよね。タバコを吸わない人が気を使うのが当たり前だと思ってたり。 今はどうか知らないが子供の頃は学校の職員室とかモクモクと煙だらけだった。少なくとも子供の施設とは思えないぐらい*1。後は平気で子供(僕の友達)にタバコ買いに行かせてた親とか、その子供に普通に売る店とか*2。 それに比べりゃ現在は良くなったもんだ。 よく映画とかのタバコを吸うシーンに憧れて吸うようになったとかいうけど、影響される前

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