関連トピックス尖閣諸島避難訓練で、銃を携行した自衛隊員(右)に誘導され、大型ヘリに向かう住民ら=28日午後、北海道奥尻町、杉本康弘撮影 陸上自衛隊北部方面隊(総監部・札幌市)は28日、北海道・奥尻島(奥尻町)で、外国からの「武力攻撃事態」を想定した住民参加の対処訓練を実施した。隊員約30人が参加。奥尻空港では、小銃と盾を持った隊員に守られながら、住民約40人が大型ヘリコプターに乗り込み、島外避難の手順を確認した。 国民保護法に基づき、住民参加の実動訓練を離島で実施するのは初めて。住民参加訓練を自衛隊側から自治体側に呼びかけたのも初めてという。 離島をめぐっては、韓国が島根県・竹島、中国が沖縄県・尖閣諸島の領有権を主張する問題が深刻化しているが、北部方面総監部広報室は「今回の訓練は昨年秋ごろから計画が固まっており、一連の問題とは関係ない」と話している。 同様の訓練は、30日に天売・焼