「どうやったら海外で働けますか?」 という質問をよくもらう。たしかに海外で働く人の姿はかっこよく見えるかもしれないし、日本の外に目を向けることは選択肢を広げてくれるから大切だ。しかし、海外で働くということはあくまで手段でしかなく、それをはき違えて目的にしてしまわないように注意したい。 むしろ深く考えるべきなのは、その目的のほうだ。一度きりしかない人生で自分がやりたいこと、成し遂げたいことは何なのかをじっくり考えたい。 その一方で、日本だけに縛られているのはさらにもったいない。自分の目的が明確で、ベストな環境が日本の外にあるならば迷わずに一歩を踏み出すべきだ。つまり、海外で働くことが重要なのではなく、自分の世界を日本に限定せず、可能性を狭めないことが大切なのだと思う。 ニューヨークで感じた刺激と焦り大学生のときニューヨークに一人旅をした。20歳だった。"夢を持った人が世界中から集まりエネルギ