アイデアコンテストの審査員などから「なかなか良いアイデアが提出されなくて…」という話を時折聞きます。出てきたアイデアを見てみると、課題の解像度が低かったり、解決策がふわっとしていたりして、評価者側から見ると「これは!」というアイデアになかなか出会えないようです。企業の新規事業アイデアコンテストやスタートアップのコンテストでも同様のことを聞きますし、初めて研究に取り組む学生から同じ悩みを聞いたりもします。 そこで良いアイデアに辿り着くために、デザイン思考の講座に参加してみたり、インスピレーションを受けるようなイベントに行ってみたり、スタートアップのアイデアを考える方法を読んだりするようですが、そういうやり方にこだわる前に… まず 1,000 時間を捻出する、という目標を立ててみるのはどうでしょう。 有名な「1 万時間の法則」があります。グラッドウェル氏が提唱した 1 万時間の法則自体は(量だ