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ブックマーク / engineer.fabcross.jp (5)

  • CPU性能を100倍にするチップ「PPU」を開発――フィンランドのスタートアップFlow - fabcross for エンジニア

    フィンランドのスタートアップ企業Flowは、2024年6月11日、あらゆるCPUの性能を100倍に向上させるという、「Parallel Processing Unit(PPU)」アーキテクチャを発表した。同時に、北欧のVCなどからの総額400万ユーロ(約6億9000万円)の調達も公表した。 PPUは、従来のCPUにおける並列処理の問題を解決するもので、あらゆるCPUアーキテクチャ、命令セット、プロセスジオメトリに統合できる。既存のソフトウェアと下位互換性があるため、PPU用に再コンパイルすることで大幅に高速化される。 従来のマルチコアCPUでは、共有メモリの参照処理に起因する実行速度の低下や、コア間通信ネットワークでの遅延の増大などの問題があった。PPUは、メモリにアクセスしながら他のスレッドを実行することで、メモリ参照の遅延を隠す仕組みを持っている。 PPUコアの数、機能ユニットの種類と

    CPU性能を100倍にするチップ「PPU」を開発――フィンランドのスタートアップFlow - fabcross for エンジニア
  • 超音波で水出しコーヒーの抽出時間を24時間から3分に短縮 - fabcross for エンジニア

    オーストラリアのニューサウスウェールズ大学は2024年5月7日、超音波を使って、味を損なうことなくコールドブリュー(低温抽出)コーヒーを3分以内で作る方法を開発したと発表した。この研究についての論文は『Ultrasonics Sonochemistry』に掲載されている。 ホットコーヒーと比べて、滑らかで酸味や苦みが少ないコールドブリューコーヒーを好む人は少なくない。しかし、冷水でゆっくりと風味を抽出するのには12時間から24時間かかるため、飲みたい時に手軽に用意できないのが難点だった。 研究チームは、コールドブリューの抽出プロセスをスピードアップすることを目指し、挽いたコーヒー豆の抽出を早めるために超音波リアクターを使用する手法を開発した。具体的には、既存のBrevilleのエスプレッソマシンに、研究チームが特許を持つ独自の音波伝達システムを搭載。ボルトで固定された変換器を、金属のホーン

    超音波で水出しコーヒーの抽出時間を24時間から3分に短縮 - fabcross for エンジニア
  • 水道水よりも安価な飲料水――MIT、熱塩循環を利用した太陽光淡水化システムを開発 - fabcross for エンジニア

    マサチューセッツ工科大学(MIT)のエンジニアと共同研究者らは、太陽光駆動の淡水化装置を開発した。海水を取り込み、自然の太陽光で加熱する新しい太陽熱淡水化システムで、これまで問題となっていた塩詰まりの問題を回避した設計となっている。研究成果は2023年9月27日に学術誌『Joule』に掲載されている。 自然界では海水面で水が蒸発すると、海水温度が低くなり、塩分濃度が高まって密度が大きくなり、海水が沈み込む「熱塩循環」という現象が起こっている。今回発表された装置は、「熱塩循環」と同じように、水が渦巻状に循環することを可能としている。 この循環と太陽の熱が組み合わされて水が蒸発し、塩分が残る。 結果として生じる水蒸気は凝縮され、純粋な飲料水として収集される。その間、残った塩は沈殿することなく装置の中を循環し続け、装置を詰まらせることはない。この新システムは、現在テストされている他のすべてのソー

    水道水よりも安価な飲料水――MIT、熱塩循環を利用した太陽光淡水化システムを開発 - fabcross for エンジニア
  • 鉄製のコアも銅巻線も使わない――米Infinitumの次世代型モーター「Aircore Mobility」 - fabcross for エンジニア

    米Infinitumの開発した次世代モーター「Aircore Mobility」が、CES 2023 Innovation Awardを受賞した。 Aircore Mobilityの最大の特徴は、銅エッチングされたプリント基板(PCB)をステーター(固定子)とする「PCBステーター」にある。従来のブラシレスモーターは、鋼板製のコアに銅線を巻きつけて電磁石として磁界を発生させ、中心部に置かれた永久磁石製のローター(回転子)を回すものだ。これに対してPCBステーターは、重い鋼板と銅線の代わりにPCBに銅のパターンをエッチングすることで、従来のモーターより50%小型化・軽量化され、効率が10〜15%向上しているという。 Aircore Mobilityは、小型から大型までの商用車や航空宇宙、船舶向けなどに設計されており、ドライブトレインの重量やサイズを大きく増やす事なく50〜250kWの出力が実

    鉄製のコアも銅巻線も使わない――米Infinitumの次世代型モーター「Aircore Mobility」 - fabcross for エンジニア
  • MITの学生チーム、金属3Dプリンティング用金型鋼材料を開発――Teslaギガファクトリーの金型製造も - fabcross for エンジニア

    MITの学生チームは、3Dプリント可能な新しい金型鋼材料を発表し、ASM Materials Education Foundationが主催する学生向けデザインコンペで3位を獲得した。大型の金型を製造可能で、TeslaがEV製造ライン向けに採用を検討しているという。 チームのメンバー、Ian Chen氏とKyle Markland氏によるプロジェクトは、2021年春の授業がきっかけだ。指導したGregory Olson教授は、世界でも有数の計算材料科学者の一人で、その方法論は、AppleApple Watchの製作に利用し、TeslaのCEOであるElon Musk氏の興味を引いた。 Olson教授はMusk氏に関して「航続距離が長く、かつ安価なEVを製造するために、彼はアルミニウム構造を手頃な価格で実現する必要があった」と語る。小型の自動車模型用ダイキャストを見たMusk氏は「これをス

    MITの学生チーム、金属3Dプリンティング用金型鋼材料を開発――Teslaギガファクトリーの金型製造も - fabcross for エンジニア
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