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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (9)

  • 年間35億羽の鳥を米国で死なせる「見えない殺し屋」とは、研究

    窓に鳥が衝突した跡。2019年のロンドンで撮影。(PHOTOGRAPH BY CG7 IMAGES / ALAMY) このほど学術誌「Wilson Journal of Ornithology」に発表された論文によると、少なめに見積もっても、毎年12億8000万〜34億6000万羽の鳥がガラスに衝突して命を落としている可能性があるという。この数字は、2014年に発表された以前の推定値より350%も多い。それでもこれは米国のみの数字であり、世界でははるかに多くの鳥たちが死んでいるはずだ。 「忌々しいことに、世界はガラス窓だらけです」と、米ミューレンバーグ・カレッジの鳥類学者で、2024年4月8日付けの論文の筆頭著者であるダニエル・クレム氏は言う。 鳥が窓ガラスに激突したときの衝撃はかなりのものだ。ガラスは振動し、鳥は骨折し、脳出血を起こすこともある。 とはいえ、衝突で即死する鳥はごく一部で、

    年間35億羽の鳥を米国で死なせる「見えない殺し屋」とは、研究
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    enchou663 2024/06/11
    ガラスなのか
  • 薬の名前はなぜヘン? 実は工夫の結晶、知られざる由来とルール

    米国では3万種類の医薬品が販売されており、米品医薬品局(FDA)は毎年50種類の商品名を新たに承認している。(PHOTOGRAPH BY H.ANGELICA CORNELIUSSEN, 500PX/GETTY IMAGES) バイアグラ、ルネスタ、アドエア、パキロビッドなどの処方箋を受け取ったとき、薬の名前はなぜこんなに謎めいているのかと不思議に思った経験がある人もいるかもしれない。新薬の名前は、製薬会社の重役たちが会議室に集まって、適当に無意味な音を口に出したり紙に書いたりして決めているのだろうか。実のところ、それほど単純な話ではない。 医薬品の商品名には、混同による投薬ミスを最小限に抑えるための安全策が施されていることを知ってほしいと語るのは、米ネーミング開発会社ブランド・インスティチュートのスコット・ピアグロッシ氏だ。「医薬品の名前は、膨大な反復作業をもとに、深く考え抜かれた末に

    薬の名前はなぜヘン? 実は工夫の結晶、知られざる由来とルール
  • ティラノサウルスに「唇」があった可能性、なぜ唇が重要なのか

    このイラストに見られるように、ティラノサウルス・レックスなどの肉恐竜には、鋭い歯を覆う軟組織があったようだ。唇は、獲物を狙う際に使う歯を守り、歯の水分を保つうえで役立つ。(ILLUSTRATION BY MARK P. WITTON) 白亜紀の肉恐竜ティラノサウルスと言えば、恐ろしい歯と口がまず思い浮かぶだろう。ティラノサウルスは、博物館の展示や恐竜世界の復元図、そして『ジュラシック・パーク』などの映画で、バナナほどもある大きさの歯をのぞかせた姿で描かれてきた。しかし、古生物学者たちによると、実際のティラノサウルスや多くの肉恐竜には、歯を覆う唇があったようだ。(参考記事:「ティラノサウルスは実は3種いた、新たな論文が物議、議論白熱」) 複数の団体の古生物学者の合同チームが、3月30日付けで学術誌「Science」に発表した論文で、ティラノサウルスやアロサウルスなどの肉恐竜には、現在

    ティラノサウルスに「唇」があった可能性、なぜ唇が重要なのか
  • ゾウに乗って戦ったベトナムの伝説的ヒロイン、徴姉妹とは

    ベトナムで、通りや寺の名になっている「ハイバチュン」。実はある姉妹を指している。ベトナムの民族的英雄である徴姉妹(チュン姉妹)だ。 ベトナムは紀元前111年から939年まで中国の支配下にあった。そのさなかである西暦40年、徴側(チュン・チャク)と徴弍(チュン・ニ)の姉妹は、後漢に対する反乱を指揮して独立を勝ち取った。反乱はわずか3年で鎮圧されてしまったが、ベトナム人は昔から徴姉妹のために供物を捧げ、ゾウに乗って戦に向かう姉妹をカラフルな山車や物のゾウを使って再現し、勇敢な姉妹を讃えてきた。

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  • 「SNS映え」が動物たちを追い詰める

    タイのバンコク近郊にあるサムットプラカーン・ワニ園&動物園では、4歳になるゾウのグルアイ・ホムが鎖でつながれている。腫れた右の前脚に体重をかけずに立つ姿や、床に寝ることでついたこめかみの傷が痛々しい。PHOTOGRAPH BY KIRSTEN LUCE 外国旅行をする人の数は、今や15年前の2倍。急成長を遂げる世界の観光産業のなかでも、動物との触れ合い体験は巨額の利益をもたらす目玉事業だ。フェイスブックやインスタグラムなどのインターネットの交流サイト(SNS)が、そのブームに火をつけた。 自撮りをするバックパッカーや観光バスに乗るツアー客、さらにはSNSを通じて情報を発信し、人々に大きな影響を与える「インフルエンサー」によって、旅先での体験は瞬時に世界中と共有される。20~30代の若い世代は、ほとんどが旅行中にSNSを利用している。彼らの自撮り画像は、インターネット上で一気に拡散される強力

    「SNS映え」が動物たちを追い詰める
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    enchou663 2019/05/31
  • 「歩く前にハイハイした」恐竜が新たに見つかる

    孵化したばかりのムスサウルス・パタゴニクスは4足歩行だったが、成長するにつれて体の重心が移動し、2足で歩行するようになった。(ILLUSTRATION BY GONZÁLE) ハイハイしていた赤ちゃんが2の足で歩き始める。人や親にとってはもちろん、動物の種としても、それは特別な出来事だ。成長するにつれて、同じように4足歩行から2足歩行へ移行する動物はほとんどいない。はるか昔に絶滅した恐竜以外には。 その恐竜のなかで、4足歩行から2足歩行へ移行していた証拠がまた新たに見つかった。ムスサウルス・パタゴニクス(Mussaurus patagonicus)と呼ばれる竜盤目竜脚形類の恐竜だ。論文は、5月20日付けで学術誌「Scientific Reports」に発表された。

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    enchou663 2019/05/24
  • コンゴのエボラ流行が収束せず、史上第2の規模に

    コンゴ民主共和国、ブテンボの一時収容センターにて、エボラ治療ユニットの医療スタッフが防護服を身に付ける。他の2つの施設が襲撃を受け、焼けてしまったため、ここがブテンボで唯一機能しているエボラ治療センターだ。2019年3月1日。(PHOTOGRAPH BY NICHOLE SOBECKI) エボラウイルスが、アフリカのコンゴ民主共和国で猛威を振るっている。感染が拡大しているのは、同国北東部の人口が密集した地域。専門の医療チームが対策に当たり、効果的なワクチンや最新の治療法を試みているにも関わらず、4月の1週間だけで新たに110人もの発症が確認された。 今回のアウトブレイク(大流行)は、すでに史上2番目の規模になっている。2014年から2016年にかけて、西アフリカで1万1300人以上を死に至らしめた大流行が発生したが、それに次ぐ大きさだ。世界保健機関(WHO)は、ルワンダおよびウガンダと国境

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    enchou663 2019/04/26
  • 第4回 生命誕生の鍵を握る驚異の「リボソーム」

    前回のペプチド(短いタンパク質)と鉄・硫黄クラスターの話は、主に代謝にかかわる話として理解していたところ、最後は「卵が先か、鶏が先か」のジレンマが出てきた。エネルギー代謝とセントラルドグマ、つまり、代謝系と翻訳系が両輪になっていないといけない、と。 藤島さんの関心は、まさにそういった「両輪」の秘密をめぐる部分へと進む。 キーワードは、「リボソーム」だ。 高校の生物を学んだ人なら、「タンパク質を合成する工場」として記憶しているだろう。DNAから転写されて運ばれてきたタンパク質の設計図を、ここで翻訳してひとつひとつアミノ酸をつないで合成する。こんな精巧な仕組みがどうやって出来上がったのか素人考えでも不思議だし、プロの生物学者たちはもっと不思議に思ってきたらしい。だから、リボソームの起源は、長年の謎とされる。 「僕がおもしろいと思うのは、このリボソームというのは、実はそれ自体、RNAとタンパク質

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    enchou663 2019/03/08
  • 巨大昆虫にも会える!特別展「昆虫」に行ってみた

    東京・上野の国立科学博物館(科博)で開催されている特別展「昆虫」にお邪魔してきました(2018年10月8日まで開催)。 恐竜から古代文明、深海、チョコレートにいたるまで、さまざまな特別展を催してきた同博物館ですが、意外にも昆虫をテーマにした特別展は今回が初めてだそう。(参考記事:「特別展「深海2017」に行ってみた。 写真17点」) つまり、展示を担当する昆虫学者の方々にしてみれば、世の中のみなさまに昆虫の奥深い世界、さらには自身の昆虫愛を知っていただくまたとない機会。展示に熱がこもるのも当然でしょう。そんなわけでここでは、今回の特別展を監修している研究者に聞いた「これだけは見てほしい」展示を、写真とともにご紹介します。

    巨大昆虫にも会える!特別展「昆虫」に行ってみた
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    enchou663 2018/07/25
    これは無理だ
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