仙台市が東北朝鮮初中高級学校(太白区)に支出していた補助金が、平成25年度当初予算案には盛り込まれていないことが14日、分かった。理由について、教育局は「適正な金額か見直した結果、ごく少額になり、少額では補助の効果が望めないと判断したため」としている。 教育局によると、同校の24年度の児童生徒数は22人で、市が補助金の支出を始めた5年度の303人に比べ激減した。これをもとに、他の私立学校への補助実態を参考にして見直したところ、数万円にしかならなかったという。同局では「この額では外国人学校の振興を図るという当初の目的を達成できないと判断」し、予算化を見送った。 同じ趣旨で、10年度から支出されていた東北インターナショナルスクール(泉区)への補助金も取りやめとなった。 同局では「朝鮮学校の教育内容などを考慮したわけではなく、適正額を見直した結果」と説明している。 仙台市は東北朝鮮初中高級学校に