症例12ことLさんからの補足:「文化多様性を生かしたカードゲームのようなコミュニケーションと、文化ニッチを越えたコミュニケーション」 今回の投稿にあたってのやりとりのなかで、Lさんから気になるコメントを頂きました。Lさんのコミュニケーション形態に関して、私は、「よくあるオタクコミュニケーションと同じく、媒体となる話題を基点として会話を楽しんでいる度合いが高い」「女性にありがちなコミュニケーションそれ自体が目的化しているようなコミュニケーションの楽しみ方が少ない」と評したわけですが、この辺りについてLさん自身から直接コメントを頂きました。 どうやらLさんは、ご自身の趣味の文化的多様性を“コミュニケーション上のカード”として有効に使うポジションと、文化ニッチの隔たりがあってもコミュニケーションしていくポジションの両方を使い分けているようなのです。この手法は、1.過剰適応に至りかねないエネルギー