レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 他者とつながりたいという欲求抜きには、社会的生物としての人間は語れない。 しかしその「つながりたい」という欲求を成り立たせるためには、まず最初に、 「自分は他者と切り離されている」という感覚がなければならない。 事物がつながりを持つためには、まずもって隔てられなければならない。 孤独を自覚できるからこそ、人はつながりたいと考える。 自意識の壁は、外界との絶対的遮断を意味しない。 むしろそれは、他者とのインターフェースとして、 自意識を投影するためのスクリーンとして機能する。 劇団四季のフレンチミュージカル「壁抜け男」は、そんな自意識の大切さを謳った物語。 ミュージカル「壁抜け男」 郵政省の苦情処理係デュティユルは、平凡な独身男で、切手集めとバ