百科全書「博物誌」の著者としても知られる、古代ローマの博物学者・プリニウスの活躍と、その時代を描いた本作。これまで新潮45(新潮社)にて連載されていたが、同誌の休刊を受け、新潮での再スタートに至った。なお新潮でマンガが連載されるのは、創刊114年にしてこれが初。また本作は新潮で掲載された後、Webマンガサイト・くらげバンチでも掲載される予定だ。 連載再開にあたり、ヤマザキは「『新潮45』の休刊は唐突な顛末ではありましたが、これはこれで有り難いご縁だったと受け止め、プリニウスの連載当初に抱いていた思いどおり、文芸という領域でも捉えていただけるような漫画作品を描いていくことができれば本望です」とコメント。とり・みきは「『新潮』初のマンガ連載だそうで、何であっても通念を塗り替えて顰蹙を買うのは横紙破り冥利に尽きます(そんな冥利があるのか)」と述べる。また新潮の矢野優編集長は「文芸誌は文明誌でもあ