買収の果てにオープンソース化した「Micrium μC/OS」、実は使い勝手がいい!?:リアルタイムOS列伝(6)(1/3 ページ) IoT(モノのインターネット)市場が拡大する中で、エッジ側の機器制御で重要な役割を果たすことが期待されているリアルタイムOS(RTOS)について解説する本連載。第6回は、ミッションクリティカルな用途でも広く用いられている「Micrium μC/OS」を取り上げる。 「Micrium μC/OS」の話は、直近で言うとこちらの記事でご紹介させていただいた。簡単に振り返ると、もともとはJean J. Labrosse(ジーン・ラブロス)氏が1991年に独自に作り上げたリアルタイムOS(RTOS)である。当初の名前は「μC/OS」だったが、このμC/OSのソースコードを自身の著作である“μC/OS the Real-Time Kernel”の中で公開するという形で広